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【Warp Diary】 Rocket Summer!
ワープ日記は、新しい記事が上に増える逆順形式です。
この“日記”は事実をもとにしたフィクションであり、登場する事物に関しては演出上の効果のために任意の改変・誇張・創作が加えられています。悪しからず。

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・960720d【ワープという名のCD】

 と、いうわけで今更的にテクノちうものをお勉強中のオイラなのだった。先日はスピンな人セレクションな曲を聞いて、なんか、すげー幸せいっぱい夢いっぱいなオイラだったのですが、トランステクノちうのは、なんか、ちょびっと趣味とはヴェクターがずれている気がする今日この頃です。さて、そういう具合のオイラとしては、わかないなりに、次はロッテルダムかゴアかアシッドか、って具合にわかってない奴特有のインチキくさい単語羅列を脳内に旋回させながらHMVなんかをウロウロしながら、CDよりもレジのおねーさんの腕に輝くGショック・エクストリームの方が気にかかるオイラの眼が釘付けになったのは「ワープ・クラシックス」(ソニーレコードSRCS7920、\1800)。
 曰く「ワープの歴史を知ること、即ち英国テクノの歴史を知ること」だそうな。つまりユナイテッドキングダム印のレーベルの歴史がまるわかりなCDらしい。ちうわけで「ワープ」と言われたらちょっと気になるわけで、買ってしまったりするのが行き先不明で先行き不透明なオイラだった。んで、2曲目の「nightmares on wax」ちう曲のくりかえされる女性ボーカルのフレーズがヴァン・ヘイレンのJUMPのイントロに聞こえるのは、進歩のないオイラだった。

 関係ないけど「warp」って本来は「歪む」って意味なんだよね。「ワープ航法」てのは「歪空間航法」って意味で。つまり、空間を歪めて最短距離をかせぎだそうってわけで。まぁ、発音的には「ウォウプ」かもだけど。と、なぜに突然、こういう話をしだしたかというと、某サーチエンジンは、タイトルタグの英語をみつけると勝手に和訳ソフトに通して日本語にしてしまうのだ。そういう訳で、旧「暗黒日誌」(diary in the darkness)が「闇の日記」という風に、なんか音の響きが違う名前で出てくる訳なのだ。するってーと、そのうち、この「ワープ日記」(warp diary)も「歪んだ日記」とか歪んだタイトルを付けられてしまうのだろうか、くぅ(>_<)/とか思ったのだった。

・960720c【OLYMPIC a GO! GO!】

♪あたーらしい朝がきた(それはラヂオ体操だぁ!>オレ)

 ついに始まってしまったのかオリムピック! 今年はなんだか100年だか100周年だか100回だか、燃え燃えな大会らしく、史上最高の参加人数だか規模だか利益だか。

 びば! ばるせろな! (だからそれは4年も前だってばよ>オレ)

 しかし、すごいですなぁ、この記念すべき大会が、なななんとアトランタ! 記念すべき大会がアトランティス帝国の首都であるっちうのも、なんか運命を感じますなァ。燃える聖火の台はオリハルコンだぁ!

 あ、すみません、はずしました?

 しかし、すごいですなぁ、この記念すべき大会が、なななんとアトランタ! 記念すべき大会が銀河帝国の首都であるちうのも、なんか運命を感じますなァ。燃える聖火は失われた原子力だぁ!(それはトランターだぁ!)

 あ、すみません、はずしまくりました?

(帝国の主星が「オーディン」だと思う人は、正解です。あなたが正しい)

 と、いうわけでお察しのとおり、目覚めた時にはどうやら開会式は終わっていた模様。まぁ、オリムピックとは開催されることに意義があるのであるから、見なくてもメダルとる人はメダルとるし、メダルとる国はメダルとるでしょう。みなさまも、ハイビジョンだのワイドテレビの導入はおはやくぅ。

・960720b【QV10A】

 QV10A買ったぁ!
 食費がぁ! ぐはぁ! 欲しかったんだよぉ。ごはんが食べられないぃ、でも、欲しかったんだよぉ。人はパンのみにて生きるにあらずぅ!(って全然関係ない格言だぁ!)。「パンななければ菓子を食えばよかろう」あぁ、これも全然関係ないぢゃないかぁ!
 で、さっそく撮った写真は......オイラの顔だからボツ(爆)

・960720a【ホテイのライブなのだ!】

 ♪べびべびべいびべいびべいびべいべー
 皆様の酔ぱらてます&締切山積み締切すぎ山積みなのにホテイのライブにいってしまってご免なさいでも楽しかったぞよのトモロです(^O^)
 別に布袋のファンでもなんでもなくて、まぁ、つきあいで行ったライブで、新作の「King and Queen」はちゃんと予習していったけど過去の曲まで勉強の手がまわらなくてアンコールのメドレーで燃え燃えのコブシふりあげーの一緒に歌いーのする「ファン」の姿にちょっと正気にもどった皆様のはいりこめないトモロです(^O^)。酔ってます。何書いてるのか自分でもわかりません。
 カメリアダイアモンドや銀座ジュエリーマキ(えーと福岡地方での名前ですんで、全国的になんという名前で展開してる会社か忘れたんです)のCMソングとかでホテイの歌声を聞かされた時は、正直「ホテイとコムロは歌うなぁあああ!」とか思った過去もあるんですが、なんですか「さらば青春の光」(だっけ?)のあたりから「味があるかもしんない」とか思えてきたわけで。
 なんか、もぉお祭り気分で手拍子(って、おい)しまくりやがったせいで、ちょっと手の平内出血してますが(^_^;;、ギターうまいっすねーあたりまえだけど。うまいかどうかとか冷静に考えられないお祭り気分でしたが、なんかもぉー、ヒステリックに吠えるトレモロアームなのか、アームアップなのか、アームダウンなのか、弦ロックってチューニングずれないからいいよなぁ(ちょっと冷静)とか、もぉ、なんというか、なんというか、なんというか。
 音楽は「知性」の部分と「お祭り」な部分があって、そのバランスやアンバランスが楽しいものなんだろうけど、本日は皆様のお祭り気分で右手つきあげてピョンピョンとんでGo!なトモロです(^O^)

・960719a【森のオフィス】

 と、いうわけで台風直撃の予想に胸を高鳴らせながら待っているうちに台風は大リーグボール3号のように福岡を避けて飛んでいってしまったのだった。まる。まぁ、大リーグボール1号のように、かならずどんな経路を通っても直撃する、とか迷惑だけど。うーん、2号だとしたら? 消える台風ってどんな台風なんだろう? 地上すれすれを飛んで舞い上がった粉塵で衛星軌道からも見えなくなるような台風......ってそれはもぉ、地球最後の日みたいな(^_^;;

 話が進まないな(^_^;;。「森のオフィス」の話だ。
 と、いうわけで暖かくなってからベランダに出していた観葉植物の鉢のいくつかを台風から守るべく部屋の中に回収したわけだ。ベンジャミナゴムが一鉢とホンコンカポック(ホンコンシェフレラ)が二鉢。んで、コタツ机(もちろんコタツ布団は押入の中だが)の周りに並べたのだ。いま、コタツ机にはディスプレイ(やはり壊れ中。犯人は95のドライバらしい)と外づけキーボドとマウスがあるので、ここに真空パッドをおいてパソコンデスクとなっているわけだ。んで、バックライトがうすらぼんやり光るのを見るべくリビングの電気を消しまして間接照明だけにするわけだ(だって手元が見えないと、いちどホームポジションから手を離したら二度と戻れない)。うーん、ムーディ......ってのは冗談としても、液晶のバックライトにぼんやりとうかびあがった観葉植物たちってのはなんかすごくいいぞ。なんか、森の中でパソコン使ってるみたいな感じがして。CRTディスプレイが植物の葉の間から顔を出しているところなんて、すごく。

 オイラには一つの「原風景」みたいなものがあるのだ。それは今をさること.......(あ、もぉ10年なのかぁ!)、高校生のころ、オイラは夜中、下宿をぬけだしてテクテクと遠くのモスバーガーまで夜食を食いにいっていたのだな、よく。そこのモスバーガーの内装は、真ん中にでっかいドーナツ型のテーブル(10人ぐらい周りに座れる)があって、その真ん中の穴の部分に、でかい観葉植物の鉢がたくさんおいてあって、なんだか、小さなジャングルみたいだったのだ(大げさな>ジャングル)。んで、その植物の間から、背の高い透明電球のかっくいースタンドがはえてて照明になっていたのだ。
(遠くを見て、思い出にひたっている表情......)

 と、いうわけで、オイラも観葉植物どもを大きく育てて、いつかはこいつらに埋もれつつ、森のオフィス、でパソコン使ってみたまり〜。あー温室だな、温室がいいよ。よし、真空パッドもって、どっか温室で原稿うったり日記書いたりしよう。んで、いつか温室つくってパソコン部屋にするのだ!.....って、湿気でぶっこわれるのか?(^_^;;

・960715a【PLUM RAIN IS OVER】

 ちゅゆあけ〜〜〜

 梅雨あけてしまいました北部九州。(北九州というと福岡県北九州市とまぎわらしいので注意してほしまる)。
 しかしなんですなー気象庁の発表というのは「本日 ##時をもって梅雨あけとします!」ではなくて「7月中旬ごろすでに梅雨はあけていたと判断した」なのか。なんか「役所はつねに後手後手にまわる」を地で行って額に入れたような発表であるよ。「桜はすでに先週には開花していたと判断した」とか「桜はすでに先週に満開だった」とか言うと起こられるかもだが(^_^)。

 ちうわけで、朝からセミがミンミンジワジワと素敵な汗ばみを運んでくれる季節となってしまったからには、仕事をすぽぽぽぽん!とかたづけて、夏だ海だ水着だ山だ! と大騒ぎしたいのだった。まる。

・960714c【自然の力に滅ぼされるテクノロジー】

 さてガメラ2の草体と麻痺する都市テクノロジーとかいう話をしはじめると、ネタバラシになるので、メモだけ。

 自然の力とテクノロジーの対決、ちう話で、オイラが一番強烈だったのは「天空の城ラピュタ」ですね。まぁ、実際にはラピュタの超テクノロジーは生きていたわけですが、巨大な樹木の根が超科学要塞の内部にまで入り込んでいる姿は、ある意味で非常に不気味でした。中枢の巨大飛行石の部屋で、植物の根がはびこっているのを見たムスカ大佐が「あとで焼き払ってやる」とかなんとか叫ぶのは、ある意味、当然の反応だと思うのだけれども。(シータは冷ややかに見てましたけどね)。たとえばドライブの途中で車がエンストして、ボンネットあけたら、エンジンを突き破って樹木が繁っていたら、いやーな気持ちになると思うんだけど。あれは樹木だからして不気味さが隠蔽されているけれども、露骨に粘菌の菌糸だったりしたら、わかりやすいんじゃないかなぁとか。

「大地に根をおろさない人間はやがて死滅する」ちう話になっていたんだけれども、人間が影響をうける「環境」の広さってどのくらいなんだろう? 単純に考えてラピュタが地球と同じサイズあれば、すくなくとも地球上で生きていける人類は生きていけるだろうし、実際のところ、ある特定の人口を支えるのに必要な「大地」ってのはそんなに巨大な範囲じゃないと思うんだけれども。あーとか「科学を悪者あつかいにして自然を全面的に崇拝するってのはインチキだよね」といかいう方向に話をもっていこうとしたんだけど「バイオスフィア2」とかいうモノを思い出してしまったので、やめ(^_^)
 うーむ、思っただけだから、展開もオチもないな(^_^)

・960714b【日本の夏・金鳥の夏】

 あつぅ〜〜
 暑いですねぇ。もぉ、ついに今朝はセミが鳴いてましたよー。たまりませんわ。昼前にめざめたらそんな調子で、ぐったり二度寝を楽しむこのオレ。次に目がさめたら、すんげー豪雨だった。スコールみたい。実は福岡は亜熱帯性気候なのかもしれない。暑いとなるとTシャツの季節なのでありますが、オイラ、クーラーの冷風直撃に弱いという弱点があって、街をウロウロするときなんか、強烈冷房にやられないようにちょっと厚手の長袖シャツが必須になって、かえって初夏よりも悪苦しい状態で。しかし、うっかりTシャツやら半袖で映画なんかみた場合、1時間もしないうちに映画の内容よりも寒さに集中する羽目になるのだった。とほほ。

・960714a【ThinkPad〜イントネーションの秘密〜】

 街に出た。(う、田舎者だとバレる発言>「街に出る」 )
 大型電気屋ベスト電器本店あたりをウロウロする。パソコン売場をウロウロする。
 おぉ「大人の翼ThinkPad」のCMがビデオで流れている。ラッキ−(あんまりテレビみないから、めったにおめにかからずに、見たいなーと思っていた)。うーん、キーボードの上で煎餅を食べるのは止しなさい。コロッケだっけ? とにかく、ぽろぽろ落ちた破片を手で払うような事態は止せ(^_^)。いや、実はそんなことはどうでもよくて、一番びっくりしたのは「ThinkPad」の発音だった。あたりまえだけど英語に忠実なイントネーションを採用しているから「スィ~ン_ク_パ-ッ_ド_」なんですねぇ。ありていに書けば「すぃん・ぱっ」で、冒頭にアクセントがある。(日本人英語だから、当然高低アクセントで高い音(^_^;;)。オイラはずっと「し_ん~く~ぱっ~ど_」と「んくぱ」が高い音だったのだ。なまっていたのだ。まぁ、それと無関係に、モノクロームの映像の中に赤がワンポイントで生きてる画像はきれいだと思う。かっこいいCMだ。あ、でも、主役は535だ。くぅ。

・960713【「ガメラ2」でGo!】

♪ガ#ラー ガ#ラー
  強い* ガ#ラ!
   強$ぞ ガ#ラ!
    @いぞ ガー#ーラー
      (歌詞引用不許可かなとおもったので......)

 ちうわけで初日から観てしまった「ガメラ2 レギオン襲来」なわけだけど、やっぱガメラかっこいいなー。なんといっても飛ぶのがいい! 変形・回転・飛行・格闘・火球発射! うーん、かっこいい。空飛べるから場面移動もスピーディーだし、どっからともなく飛んでくればいいから、ゴジラみたく出現してから延々と陸路を破壊しながら侵攻しなくてすむし(ってガメラ1では、ドームの横に上陸してドームまで市内を破壊しながら到達するという迷惑なことをしていたが(^_^))。いやぁ、今回もスピーディーに戦ってくれて、グーだぜ(^_^)

 ま、細かい話は書いてしまうと、せっかくの「あっと驚く」系がネタバラシになってしまうので、書かないのだった。実のところオイラは「周辺情報を入いれてくと、つまんないだろう」という判断の元に、なるだけ情報を入れずに観たんで、世間でどの程度までバレてるのかすらわからない、ってもんで(^_^)。まぁプラモ雑誌、特撮系雑誌を観ると、特撮のスチルでてるんで、だいたいばれてしまうのだが(^_^)。

 今から観る人は、予習は不要だわ。観ればわかるぜ怪獣エンターテイメント。他人からオチばらされる前にとっとと観て、そして他人にオチばらしたくてモキモキせれ(^_^)

 さて、実はオイラは「ゴジラ最低! ガメラ最高!」という前作の時の評価がいまいちよく理解できなかったもので、困ってしまっているのだ(^_^)。たしかに「ゴジラ(85)」「vsビオランテ」「vsキングギドラ」「vsモスラ」「vsスペースゴジラ」「vsデストロイア」と進むにしたがって、まぁ「観るに耐えない」という評価になるのはしかたないのかもしれないんだけど、ゴジラシリーズを酷評して、ガメラに無条件の喝采を送る理由が、よくわからないのだった。

 今回の「レギオン」という敵の設定も、
 ・ビオランテ(植物)
 ・モスラ(地球の守護神・環境破壊)
 ・スペースゴジラ(宇宙生物侵略・環境改造・結晶の花)
 ・デストロイア(群体生物・環境改造(高酸素))
と、新作ゴジラシリーズの敵を切りはりした印象があるんだけれども、邪推なのかな? このガメラ2って映画は新作 ゴジラシリーズを観て「あぁあああ、もぉ、オレならこの材料で、もっとましな怪獣映画が撮れるのにぃ!」と思ったクリエイター達の叫びなんだろうなぁ、と理解しているのだけれども、どうなんだろう?

 ガメラ2の評価に「もし怪獣が日本にあらわれたら? という『日常が非日常に変貌する面白さ』」と「もし怪獣が日本にあらわれたら? 自衛隊はどうするの? というシミュレーション」を描いている、ってのを雑誌なんかでよくみるんだけど、それって既に「ゴジラvsビオランテ」でやられてしまっているんじゃないかなぁ、と思うのだけれども。G警報とか「ゴジラと共生せざるを得ない自衛隊と政府」という描写や、新宿にゴジラが踏み抜いた板を天井にしたバーを作って「ゴジラが壊した東京」を利用した演出をしてしまう日本人とか描いていたし。「ガメラの方がリアルだ」とか「軍事ヲタク心をくすぐる」とか「センスがいい」とかいうならわかるんだけど、「ゴジラは荒唐無稽だけれどもガメラはリアルだ」という意見だとしたら、飲めないなァ。

 さて、今回のガメラ2なんだけど、自衛隊のリアルさ(よくわかんないだけど)と裏腹に、科学者の描写はなんか、いきあたりばったりだなぁ、というか。昔の怪獣映画や空想科学映画の時代とちがって万能な「博士」にさえ聞けば、なんでも答えてくれる時代じゃないから、しかたないんだけれども。今回も自衛隊は上から下までぞろぞろ出てきたんだけど、科学者は札幌少年自然科学館の職員(学芸員?)とNTT北海道の技術者だけだし。あ、別に学芸員さんとかNTTの技術者さんをバカにしてるわけじゃないです。でも「この宇宙文字なら読める」とか言い出したり、写真にうつってる翼の先端みただけでラドンの正体を見破ったり、鳥の研究してるだけでギャオスの習性から古代文明の運命までみやぶったり、マイクロ化酸素の研究をしてる物理学者なのに怪獣の習性と倒し方まで考えついたり、そういう「超すごーい科学者」に比べると、よわい、というか(^_^;;。どうして自衛隊がもっとすごさげな博士をひっぱってこないんだろうか? とか考えてしまうなぁ。あーでも、ゴジラシリーズには「国立超科学研究所」とかウルトラナイスな研究機関があるからいいとしても、「リアルな描写」とかを考えると、「宇宙生物出現!」とかいう無茶な事態に対応できる「ちゃんとした博士」とかが大学にいるほうがどうにかしてるかもなぁ。いきおい、インターネットでMO一枚ぶんもあるようなボツまった卒論を送り付けるすごい/困った学生が呼ばれたりするわけだな(^_^)。うーん、「科学でビックリ大作戦!」ってのはリアリティのない時代なんだなぁ。うーん自分で使ってて「リアリティ」ってどういう意味かわからなくなってしまった(^_^;;。弱い。何か事件・事故がおこると「##評論家」がワイドショーにどんどん出現する現状をみると、市井の「怪獣対策評論家」がウロウロしてても問題ないかもしれないなぁ

 ガメラでひとつよくわからないのが、浅黄の役割であるよ。まぁ巫女さんとかの役割とか、よくわからなくてあたりまえという気もするけど。ガメラの正体もよくわかんないし。とにかく浅黄がういてる気がした。

 さて、特撮なんだけど、今回は特に「作りが細かい職人なミニチュア」とか「近景と怪獣のいる風景」とかを注目して観た。やっぱ、細かいところがそそる(^_^)。いにしえのゼネプロ「帰ってきたウノレトラマン」とか「ヤマタノオロチの逆襲」の懐かしい気持ちが(^_^)。ビルの爆破きれいだったなぁ。ガメラが足をズシンと降ろすと、路面がぶっこわれるのとか。怪獣映画ってのは「街がどんどん壊れてくのをみて喜ぶ」「怪獣がプロレスするかっこよさをみて喜ぶ」「科学なアイテムがでてくるのをみて喜ぶ」「無茶な展開にビックリして喜ぶ」ってもんだな。(う、最後は「特撮」と関係ないぞ>オレ)。今回のガメラ2では、オイラがみたかった「怪獣が格闘してるのの空撮」が見れて感激だったな。最近の特撮は(なんか合成の時にスケールを誤解したとかいうのを除けば)合成のトーンも一致してるし合成線とか見えないし、すごくきれいになったんですよね。だから怪獣の特撮みてて「興ざめ」って気持ちになるのは少ないんだけど「こんなことできるなら、これもみしてくれ!」ってのがいくつかあって、その一つが「市街が一直線に破壊されてて煙が出てて、その先頭にゴジラが進撃してるのを昼間、ヘリから空撮した画像」ってやつで。(なんか説明になってないような)。下から見上げる図は一種、完成された気がするけれども、上から見下ろす図というか、「パノラマの中の怪獣」というか「鳥瞰図の中の怪獣」というか。東京タワーや都庁の展望台から眺めた、あの煙って霞んだ東京の風景の中に、ビルに混じってゴジラやガメラが立ってたり、動いてたり、っての見たいなァ。まぁ、今回のは市街の昼間の空撮じゃないけど、「怪獣のビーム戦で地面えぐれてます」ってのがすげー感動した。地面えぐれるよなぁ。体重何トンかしらないけど全長50メートルだか100メートルだかある「怪獣」が直立してて地面が無事なわけないよなぁ。(まぁ、どう計算しても直立できないだろうけど)。あと、「作戦会議室の巨大ディスプレイに『どうやって撮影してるんだ!』的な美しいゴジラのアップが映る」みたいなシーンが無くてよかったのかもしれない。映画の画面は「かっこいい構図」が許されるけど、作中でゴジラやガメラをおっかけてる人間が、かっこいい構図で素敵な画質な映像を見てはいけない!(^_^;;。うー、なんか勝手な趣味について語りだしてしまったな。やめやめ(^_^)

 あー楽しかった。思わず、2度みてしまったわい。

 3も観たいね。作ってくれるのかな?

 関係ないけど、アメリカでは宇宙から巨大円盤がやってきてワシントンやらニューヨークやらの上空に帯空するあたりから話がはじまるのだが、日本では海中に謎の物体がうろうろするあたりから話が始まるんだよね。アメリカ人には超巨大円盤が、日本人には怪獣が、いちばん「くぅ!」とくる「超災害」なんすかねぇ。

・960712【トンデモな世界】

「ムー」を買った。毎号買っているのだが。今月(1996年8月号)は付録がマンガ家「あすかあきお先生」の説き明かす「古事記は聖書だった!」という衝撃のマンガだった。あまりに衝撃なラストと「この学説は、あすかあきおが月刊誌「ムー」紙上で世界にむけて公式に発表するものです」(記憶あやふや)というキャプション(英語付き)が衝撃すぎて、衝撃だった。(あぁ脳が)。どんなに衝撃的かはオチをいっちゃうことになるので、ここでは書かない。くぅ〜〜〜。

(勝手に画像にリンクする悪いオレ)

・さらに某氏に教えてもらった「重力を制御する方法」のページを見ていたら、なんというか、自分の乏しい「力学」の知識では、どのあたりから現代物理学からテイクオフしているのか判別つかなくなってしまって、悲しくなってしまった。その昔、力学の教科書を読んでいた時には、角運動量と重力の相互作用あたりから、かなり怪しくなって、オイラー角表示で式が展開されはじめると泣きたくなってしまった。「怪しくなった」のは教科書じゃなくて、オイラの理解ね(^_^)。しかし、一度、地球ゴマがどうして倒れてしまわないのか理解できたハズだったのだが、いま、このページを読むにつけて、またわからなくなってしまうのだった。
 いま、いわゆる一般に流布している物理学を捨てなきゃならない必要性はオイラに関しては特にないのであるが、「古典力学の範囲だけで重力制御を実現」と言われてしまうと『こっちにのりかえたほうがいいかもな』とか思ってしまうのだった(^_^;;。トマス君も死んでしまったことだし、ここらでパラダイムシフトぢうよう、かもしれない。
 OSを積み替えるみたいに物理学理論をのりかえて、いままで実現不可能だったことがいきなり可能になれば面白いのに。理論の積み替えで、今まで理解できなかったことが、いきなり理解可能になったりはするだろうけど、不可能だったことが可能になったりするんだろうか? 相対論がなけりゃ、原爆つくれなかったような気もしてきたぞぉ。あーでも、アインシュタインがいなくても核分裂は起こるわけでさー。うーん科学史ぢうよう。(ごまかすな! ぢうようなのは「力学」だろう>オレ)。

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無断転載ヲ禁ズ(c)1995 MOROBOSHI Tomorrow
ただし、リンクフリーとします。
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