諸星未来堂ープ


MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1997 December 4th Week


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971231a[ my best 1997 / 決定!'97年オレ的ベスト ]
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MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary 1997 December 4th Week

971231a[ my best 1997 / 決定!'97年オレ的ベスト ]

 つーわけで、大晦日に発表する、オイラの今年のベストなのか!

CD部門

  1. 『Startig Over / SPEED』
  2. 『Sonic Skate Surveyor / O.M.Y.』
  3. 『Junior Sweet / CHARA』

 とにかく、1位の『Startig Over / SPEED』が、今年のオイラにとっては、別格ぶっちぎりの1位で、ハッキリ言えば「1位SPEED。2、3、4無くて、5位がO.M.Y.」って雰囲気である。とにかく、5月末にゲットしてから、延々とヘビーローテーションになりっぱなしで、一時的に別のCDがヘビーローテーション入りしても、結局、戻ってきてしまうのだから、我ながら「小娘どもに洗脳されてないで、もっと別の物聞けば?」と情けなくなるほどである。一瞬、チャラの新譜が駆逐しかけたのであるが、結局、だめだった。つーわけで、『Startig Over / SPEED』がオイラ的には、最高にぢうようなCDでした、と。

 2位の『Sonic Skate Surveyor / O.M.Y.』は、テクノのインストルメンタルで、「作業用BGM」として、ほぼ、万能の活躍をしてくれたのでした。1枚目の「Oriental Magnetic Yellow」は、オイラにしてみれば、面白くてもあくまでも「YMOのパロディ」としてしか聴けないのに対して、この「SSS」は、元ネタのYMOの曲が、あまりよく知らない曲なのもあって、「ただのテクノ」として、楽しんで聴けたのでした。昔はYMOのベストをBGMとして利用してたんだけど、いいかげん、聴きすぎで、音楽として認識されなくなっていたので、このO.M.Y.の曲は「知ってるようで知らない」感じが、非常によかった。いらいらした時も、コイツを聴くと、沈静化して集中できた、という。オイラは、英語、日本語を処理している時には、歌詞のある曲が聴けない人なので、インストBGMぢうようなのだった。数学的なことやらプログラミングや、図や書類の作成中は歌詞あっても、平気なんだけどねぇ。

 3位は、チャラの新譜。世間では、「スワローテイル」主演から、YEN TOWN BANDの「あいのうた」から「やさしいきもち」「タイムマシン」と完全に「ブレイク」したチャラなわけだけど、オイラ的には、色々あって「嫌いになってしまった」ことにしていたわけ。んがしかし、今年はビデオで「PICNIC」も「スワローテイル」も見たわけで、「勝手にチャラ再評価期間」に突入していたわけ。で、改めてニューアルバムを聴いてみると「あ、やっぱ、チャラ、けっこういいかもしれん」と、簡単に、ころっとだまされてしまいましたよ、と。ダンナの浅野忠信も「ユメノ銀河」でいい味だしてるのも、勝手に加味してみたりの3位。つーか、タイトル・チューンの「junior sweet」が、短期間ながら、オイラの脳を完全に支配していた関係上「junior sweet」の単体で3位、と。♪みーちゅめてー手に触れてーたいのー。

 選外ではあけれども、『ARIGATO /広末涼子』はジャケットの顔があまりによかったので(をい)。まぁ「20世紀ノスタルジア」のサントラあげるわけにもいかないのもあって、それを加味しての「ヒロスエとしてヂウヤウ」という理由。

「魂のルフラン / 高橋洋子」は、やはり「春エヴァ」ラストの、あの衝撃のシーンに鳴り響く楽曲として、脳に染みついたってのと、純粋に歌としてかっこいいから。4月から5月上旬までは、かなりヘビーローテーションしていたので。

「Shinin'on Shinin'love / MAX 」は、挙げるほどでもないんだけど、11月12月で、一番気に入った曲なので。妙に気になる、といったところでしょうか。

 にしても、O.M.Y.以外が全部女性ってのが。SPEEDとヒロスエとMAXとCHARAと高橋洋子。なんか年齢が二極分解しているのぉ。


MOVIE部門(劇場で観た映画に限る)

  1. 「20世紀ノスタルジア」
  2. 「スターウォーズ帝国の逆襲<特別編>」
  3. 「新世紀エヴァンゲリオン『シト新生』」
  4. 「コンタクト」
  5. 「ユメノ銀河」
  6. 「新世紀エヴァンゲリオン『Air/まごろこを君に』」
  7. 「ティコ・ムーン」
  8. 「スターウォーズ<特別編>」
  9. 「パラサイト・イヴ」
  10. 「バットマン&ロビン」
  11. 「Men In Black」
  12. 「もののけ姫」
  13. 「GHOST IN THE SHELL」(攻殻機動隊・英語版)
  14. 「マーズアタック」
  15. 「スタートレック・ファーストコンタクト」
  16. 「ロスト・ワールド ジュラシックパーク2」
  17. 「フィフス・エレメント」

 劇場でみた17本を、あえて、全部並べてみた。

 まず、ゆるぎない第1位は「20世紀ノスタルジア」である。オイラにとっては、今年最大の収穫である。「自意識過剰で自我肥大でコミュニケーション不全で被害妄想な暗黒オタク少年が、少女の愛で、現世に復帰する」という、全国数千万オタクの願望充足妄想ずばりそのまま、という、耳たぶ痒くなってニューロンがバチバチする、非常にこっぱずかしい映画である。そして、そうであるがゆえに、オイラ的には今年ベストだ。

 なんだかんだいって、オイラは暗黒ビデオ少年・片岡徹にシンクロ率400%で感情移入してしまったのであるが、その理由は「チュンセ発地球人レポート特別編・滅亡まで」のナレーション中で、眠らない都市・東京と脳がシンクロしたために(自称)極度の不眠症になったトオルが「少しは眠りたい。ウチに帰りたい。だけど、ボクノのウチはどこだろう?」と呟く部分が、徹夜で暗黒入ったオイラの脳から湧き出す台詞と完全一致していたからである。トオルがビデオカメラもって呟く台詞と同じ台詞を、デジカメもって呟いているのか、このオレ! というか。

 まー、現実のオイラ空間には、ヒロスエりょんりょんは実在していないわけで、オイラ的には自分で自分の精神衛生をケアしないと、それこそ「滅亡」してしまうわけなのが、個人的には残念かもしれんが、そこは、それ、あれはあくまでも「ファンタジー」だからさ。

 2位の「スターウォーズ帝国の逆襲<特別編>」は、オイラ的オールタイムベストにスターウォーズ三部作が君臨していることが、間違いじゃなかったんだ! という確認(「ボクはボクでいいんだ!」ちうか、ノスタルジアちうか)という意味でも重要だったし、本当に観てて、時間を忘れるほどのめりこんで手に汗にぎってしまったという点でも重要。「こんなにお話がテンコ盛りでいいのかしら!」というか。ストーリー知ってても、こんなに面白いなんて、どうなっているのかしら! って感じ。

 3位のエヴァは、まぁ「完結しておめれちょう」っていうご祝儀を込めての3位というか。「EoE」ではなく、「D&R」を持ってきたのは、テレビ版第弐拾伍話「世界の中心でアイを叫んだ以下略」のかわりに、本当は「Rebirth」(後の「Air」)が用意されていた、という意外性、というか「ぐえーネルフ基地がどんどん戦略自衛隊にやられます的!」というグロさで、よかった、というか。まー正直いって、今年のエヴァの映画は、オイラ的には「まー完結したからご祝儀」にすぎないわけで。「Rebirth」を評価するならば、なぜ、完全に「Rebirth」を内包している「Air」を上にもってこないかといえば、そりゃ、空に円舞するウナゲリオンをみて「ガッチャマンなのか!」と思った瞬間に、魂のルフラン流して、劇場のオレラを途方に暮れさせた、あのとんでもないガイナックス的「うらぎり」が「裏切られるためにここにきたのねオレ達」的にイベントとして重要だったから。

 4位の「コンタクト」は、まー正統派ファーストコンタクト物として、よくできていたので。いや、冗談抜きに、この「コンタクト」で「正々堂々とSFの王道を行っても、大丈夫なんだ」と確信できてよかったっすよ。「クラーク万歳!」というか。(クラークじゃないんだけどさ)。「人類の95%は、なんらかの神を信じている」という名言/迷言につい首をひねってしまった人類5%の人は、自分が人類の中でマイノリティに所属していることを噛みしめて欲しまり! あとは、CGを駆使した、妙にリアルなNASAとアメリカ政府の様子と、妙に間違っている日本の姿を対比させるのも吉。

 5位の「ユメノ銀河」は、小嶺麗奈だから(をい)。いや、なんか、変でよかったし。浅野忠信もよかったし。(それと、MOVIEのジャンルでは「水の中の八月」が登場しないので、その身代わりも加味しての順位)。

 6位の「EoE」は、まー「エヴァもやっと完結したし」というご祝儀の6位。何にせよ、完結することは目出たいし。おかげで、以後、エヴァのこと考えなくてすむし。最初から謎を解くつもりはなくて、「使徒」やら「補完計画」やらは、少年の成長と精神崩壊を描くための「チョウチンアンコウのチョウチン」に過ぎなかったわけで、まんまとダマされた。という話らしいけど、まー、謎を提示しておいて謎解きを放棄する人をオイラは高くは評価しないわけで。「最初から、謎解きなんかする気はなかったんですよ」と言われれば「あーそうですか」としか言えませんな。

 7位の「ティコムーン」は、別に7位に推す理由はないけど、これ以下にする理由もないので。ヒロインがすごくよかったのと、「フランス映画意味不明すぎる!」という妙さで7位。とにかく、ヒロインがよかった。この映画、オイラの内部では、「ユメノ銀河」と同じジャンルだったりするのであるが。

 8位の「スターウォーズ<特別編>」は、まぁ「なんだかんだいって、『スターウォーズ』それ自体は、やっぱ古くさいわね」と思ってしまって、順位を落とした。ただ「スターウォーズ・サーガ」としては2位の「帝国の逆襲<特別編>」がいるので、ま、いいか、と。Xウィングファイターのデス・スター上での飛行っぷりが、ちょーっとSFX的にへぼくみえてしまうあたりが、減点。ただ、ダース・ヴェイダーが「単なる暴力バカ」であることを確認させてくれた点で、再評価したい。だって、ヴェイダー、バカなんだもん。

 9位の「パラサイト・イヴ」 は、9、10、11位と続く「バカ映画3連発」のトップをいくバカさで9位。映画のテーマとは全然関係ない場所での、三上演じる主人公科学者の「すげこまクンか!」というか、「女性が苦手な理系オタク研究者が清楚な嫁さんにはまって、メロメロ」ってあたりの、情けない演技が最高。得にエピローグの、嫁さんとの出会いのシーンは、設定上では「いいシーン」なのだろうが、理系クンであるオイラには「全身がかゆくなるようなやめてほしいシーン」である。この、とてつもない痒さが、バカ度をあげていると思う。さらに、原作にもいえる「後半一転して、大アクションホラーになってしまう謎さ」が映画でも半ひねりして大爆発しているあたりも吉。「愛の燃え上がり」を観ていると、わはははは、と力無く笑ってしまうなり。

 10位の「バットマン&ロビン」 は「バカ映画と思って見に行ったら、本当にバカ映画だったので、よかった」という理由で、10位。シュワちゃんが「脳味噌のないバカな悪党」を演じていて、非常によかった。シュワちゃんは正義の味方を演じるとウソくさいので、ちゃんとこういうバカ役をやってくれないと。バカといえば「ロビン」もバカでうれしい。「一見、バカとみせかけて、実は、単なるバカ」というあたりの表裏の無さが、好青年だね。ジョージ・クルーニー演じるNewバットマンも、ニヤニヤしてるあたりが、よろしい。

 11位の「Men In Black」は、企画勝ちというか、ネタ一発なので、よくできているけれども、妙なテイストがないので11位。バカSFとしては、わかってやっている「バカ設定」が、わかりすぎるので、ちょっと弱い。

 12位の「もののけ姫」は、結論がいまいちよくわからないというか、わかりやすいメッセージが無いのに、日本中がとにかく観ているというあたりに納得できなくて12位。「シシ神さま」「ダイダラボッチ」が恐かったので、これより下にはいかないけど。

 13位の「GHOST IN THE SHELL」(攻殻機動隊・英語版)は、可もなく不可もないけど、印象もないので、このあたり。

14位の「マーズアタック」は、まー、ティム・バートン印のブラックな味な好きな人が褒めてくれるだろうから、オイラはあまり評価しない。観てて、ちょっとうんざりだったから。

 15位の「スタートレック・ファーストコンタクト」も、特に印象なく、この順位。しかし、別に悪いとは思わない。単に深夜テレビでやってるTNGと何も変わらないので(いや、話と映像は豪華だけど)特に上にあげる理由が思いつかなかっただけで、悪い気はしなかった。

 16位の「ロスト・ワールド ジュラシックパーク2」は、観てて非常に不快だったので、なるだけ下に持ってきた。全体に人物がステレオタイプで観ててムカツクとかいうのは、言っても仕方がないことだろうが、やっぱ、ムカツク。人は相変わらずイベント的に死ぬし。トラックが崖から落ちる落ちないとかいう安いサスペンスが見せ場な所もうんざりだし。CGの技術「だけ」は絶品である。それは、本当。「もーこれだけできれば、できないことは、何もないんじゃ?」とすら、思う。ただ、そういう素晴らしい技術で、なんか、手ぬいた話されたみたいで、かえってむかついた。

 17位の「フィフス・エレメント」は、ダメだった。「お金を使えばいいってもんじゃない」あるいは「お金を使うとダメになる」という見本というか、「SFマインドない人はSFやってほしくないよね」とか、あまり言いたくない「SF者的発言」をついしたくなるような映画だった。この映画をなかったことにして、この映画の予算を10分割して、日本特撮界にまき散らして、怪獣映画を10本作った方が、結果としてSF映画界の財産としてはましなものが残っただろう、と思ったりした。こういう映画を観ると「やっぱ、ハリウッドとかそういう連中に全部まかせると、大事な物を失うよね」と思ってしまう事よ。(って、リュック・ベッソン監督ってハリウッドの人じゃないような)。かなり言い過ぎではあるが、だって「つまんねー映画つくってんじゃねーよ。それに作るのは勝手だが、公開してんじゃねーよ。いや、公開するのは勝手だけど、面白いとかウソこいて宣伝してんじゃねーよ」と言いたい。いやダマされるオレがバカなのだが。

 なお1996年12月上旬に観た「インディペンデンスデイ(ID4)」は、今年のエントリーから除外したが、あえて入れるとすると、3位、つまり、「SW帝国の逆襲」の下「春エヴァ」の上である。理由は「オレの中のSWのすばらしさをゆるがすことはなかった」ことと「しかし、SF者にも一般ピーポーにも有無を言わさない問答無用の大迫力バカSFのすさまじさは、エヴァより上だわ」というあたりである。


NOVEL部門

  1. 「らせん」
  2. 「リング」

 正直言うと、小説部門は廃止すべきだったのである。と、いうのも、エントリーリストにあげた「買った本」の中で、「読んでない」が小説には猛烈に多くて、「アルカイックステイツ」「アド・バード」「2061年」を読んでないので、もぉ、セレクトできる量じゃなかったのだった。

 それでもやめてしまわなかったのは、やっぱり「リング」「らせん」の2冊が猛烈に面白かったから。今年初出の作品じゃないのだけど、今年読んだ「小説」の中では、最高に面白かった。

「女王天使」は、他人にお勧めできない程度にしか、面白いとは思わなかったけれども、殺人犯の精神世界にダイヴするサイコ・サイバーネタと人間精神の構造の仮説が面白かったのが一点と、暗黒詩人が、すげこまくんのヨシオおにーさん的に暗黒入っていたのに、勝手に立ち直るあたりが、なんかナイスだったのが一点。この二点があったので、部品で評価したくて選外とはいえ、リストアップしておきたい。何にせよ主人公のマリア・チョイがいまふたつすぎるのが、難点だ。

「ブレイン・ヴァレー」も、他人にお勧めできない程度しか評価できない。(座談会しといて、それか>おれ)。ただ、ネタ的にはオレのツボなので、部品として評価したい。「オチを含めて小説としてどうか?」と聞かれたら、今年読んだ小説の中では最悪かもしれない、とは思うのだが。


 と、いうわけで、オレ的ベストでありましたが、「わざわざ他人の目にさらすようなベストじゃねーな」ってのが正直な感想ですな。わはははは。特にSF小説がぜんぜんなってないのが。ぐえ。

 とにかく、オイラが今年、「諸星友郎」の名誉をかけておすすめできる一品は、「20世紀ノスタルジア」だけだな!(ぶしゅー)。みんな、ビデオになったら観れ! そして、かゆくなった人は全身をかけ! そして、そうでなかった人は、♪ニューロンシーチーかーがやきー、と歌いながら滅び行く街の風景を撮影しつつ「ボクはボクでいいんだ!」と叫ぶのだ!

 そう、20世紀ノスタルジアもエヴァも、その根本テーマは「ボクはボクでいいんだ。ボクはボクでいたい」だったのだ。オイラはこれをして「1997年、ふたつの『ボクはボクでいいんだ』」と命名したい。

 1998年のテーマは、1996年ごしの「ボクはボクでいいんだ」を消化しつつ、「じゃ、現在の自分を見据えて、そこから21世紀に向かって、どういう一歩を踏み出すのか?」というのがテーマになると思う。(でまかせでまかせ)。刮目していきたい!

 ちなみに、オイラの今年のオールタイムベストは8月30日にリストアップしておいたので、興味ある人はみると吉!>『Merry Moroboshi Mass』(解説ないけど)。


971230a[ my best 1997 entry / '97年オレ的ベスト・エントリー ]

 あー、というわけで、なんか、リストアップ時にとりこぼしありまくりですけれども、今年のエントリー作品。

「全リスト」

「ジャンル別」

 いちおう「CD」「NOVEL」「MOVIE」の三つのジャンルで、ベスト3を選出していきたい。発表は、1997年中ってことで。

 じゃー、また明日(もぉ「今日」ちう話もあるけど)。


971229b[ my best 1997 is under selection / '97年オイラ的ベストは、まだ選定中 ]

 つーわけで、オイラが意地になってやっていても、すでに、誰も待っていない「1997年諸星友郎オレ的ベスト」なんですが、やっとこ、ワープ一年分読み直して、候補作品をピックアップし終わりました的。

 って、いっても、読み飛ばしたミスがあるだろうし、ワープ日記に書かなかったものもあるしなぁ。けど、面倒だから、いいやー。

(それに、一位は、すでに決まってるから、どうでもいいんだよなー候補なんてさー。あーデキレースデキレース)。

 で、候補作品リストをアップしようと思ったんだけど、時系列で並んでて、リストになってないので、明日にしようかな、と。

 つーわけで、候補作リストアップが、30日で、ベスト発表が31日、と。

 つまり、来年の1月5日(月)まで、だーれも読みゃーしない、つーわけですな。わはははは。

 つーわけで、皆様よいお年を。

 ひょっとすると「明けましておめでとうございます」かー?(なげやり>おれ)


971229a[ Cleaning and Bowling / 大掃除とボーリング ]

 座談会の余韻もさめやらぬまま寝て、目覚めると、すでに昼過ぎ。

 リビングは昨夜、オイラが散らかしたままのありさま。

 が、洗面所、洗濯機回り、浴室、トイレが「ぴかぴか」。使うのをためらうぐらい「ぴかぴか」である。

 まちがいなく同居している弟1号の仕業であるが、リビングが完全放置の上での、この「ぴかぴか」は、暗に「リビングはアニキの責任において処理せれ」ということであろう。

「暗黙の了解」は無視して、そのままボーっとする。

 すると、突如、玄関ベルを連射する「ばかもの」が。念のため、金属バットを片手にドアを空けると、北九州市の某所で大学生をしている弟2号が登場。と、開口一番、

「人間の住む所じゃねーよ!」

「この部屋は人間の住む所じゃない。住んでるお前は人間じゃない。人間以下だ! 掃除しろ! すれ! するんだジョー!」と、弟2号は、オイラをびしびしを指導しながら、大掃除を開始。オイラもぼやぼやしていると「これは? いるのか? いらねーな! 捨て」と、グッズを捨てられてしまうので、弟2号に先回りして片付けないと危険なのだった。

「この部屋片付けて、アニキらには、さっさと帰省してもらわないと、実家の大掃除が全部オレの仕事になるわけ。わかる? だから、アニキらのこの『巣』をさっさと片付けて、アニキらも実家大掃除の戦力になってもらう必要があるわけ。わかった? わかったら、さっさと、床をはわく! 棚をふく!」

(「はわく」は、福岡の方言で「掃く」のことね)

 おー、新聞紙の束が消えてゆく。床がピカピカだー。おー、我が家って広かったのね。うふ。

 組み立ててなかった本棚を全部組み立てて、床面にあった書籍を全部、床上1m以上の高さに並べる。おー、こうしみると、くだらねー本がたくさんあるのー。まー、エントロピーが一時的に減少して、部屋に秩序が、コスモスが出現しておるわい。

 まー、松の内が終わらないうちに、カオスに突入するのは、例年どおりなのであるが。

 通常なら、本棚の組み立てあたりで、読書タイムに突入して、なし崩しになるはずの「大掃除」であるが、弟2号が「福岡市指定半透明もえるゴミ袋」を手に、「捨てるぞー捨てるぞー」とうろついている状態では、さすがに読書に耽るわけにはいかないのだった。

 たっぷり洗濯したのはいいが、外は無情の雨。むぐー。


 実家に戻る。久しぶりに、諸星三兄弟が揃う。うーむ、自分でいうのもなんだが、20代の野郎が三人もつどうと、うっとーしー。ぐえ。

 弟二号の誕生日でもあったので、ステーキが出てきて、ワインとか吟醸酒とか缶チューハイとか、飲みまくり。家族五人でできあがってしまったのだった。


 で、「突如、家族対抗ボーリング大会!」とかいう宣言が勃発して、全員酔っぱらっている状態で、ボーリングへ。誰が運転したかは秘密。

年末の夜中でも、遊びまわっている若者はたくさんいて、ボーリング場は1レーンしか確保できなかったので、家族五人で1レーン。

 ボーリング全盛時代に青春を送ったオヤジ様は、「最高180、最低60、アベレージ80」の弱まる長男のオイラの教育に燃えているらしく「腕の降りが甘い! そうじゃない、こうだ!」「重心の落とし方がたらん! びし!」「お前は、ワシの教えどおり、毎日アイロンを振って、練習したのか!」などと、厳しいのだった。振るかよーアイロンなんかよーパパー。

 さすがに5人でやっていると、自分の番が回ってくるまで時間かかるので、レーザージュークに適当に曲いれて、聴いていよう、と企み、500円投入して、適当に曲を入れる。オイラが戻ると、弟1号、2号がこそこそとレーザージュークに向かう。

「アニキが喜びそうなもん、入れてきたぜ。ククク」と弟1号。「あ、オレもアニキが喜びそうなもん、入れてきたけど、まさか?」と弟2号。「あー? オレはオレが喜びそうなもん、入れてきたけど?」とオレ。

 結果的に「White Love / SPEED」を3連続で聴くはめになったのだった。底の浅い「嫌がらせ」を考える奴らめ、と思うと同時に、底の浅い嫌がらせが、すっぱり的中しているオレって、何? というか。

 3ゲームやって、オイラは、80の100の60。特訓の成果で、2ゲーム目は、まーまー良くなってきたんだけども、スペアを取りにいっても、きちんと倒せないあたりで、得点には結びつかないなぁ。3ゲーム目は、もー、なんか、握力がさー。

 1ゲーム目あたりは、自分の順番がまわってくるまで、ずいぶん時間があったのに、3ゲーム目は、気付くと自分の番になっている。ってことは自覚してないけど、マイクロスリープしてるのかー。

 と、思っていたら、マイクロスリープ入ってるのは、オイラだけじゃなくて、3ゲーム目の5投目が終わったあたりから、ご家族そろって、だるだる状態。120だの130だのコンスタントにとるはずの弟1号が、豪速球のガーターぶちかましたりしだして、「もー、やめたいわー」とか言い出す。弟2号は、椅子に座ったまま「真っ白に燃え尽きたぜポーズ」で居眠り始めるし。カーブボール投げるオヤジは、投球後に隣のレーンまでよろけていくし。(が、それでもストライクを取るあたりが、年期が違うのぉー)。

 つーわけで、2:30の時点で、家族全員が「ねむい!」と顔に書いてある状態で帰宅するのだった。

 いやー、年末年始やねー。


971228b[ end of online-discussion / チャット座談会の終り]

 つーわけで、座談会は、参加人数のべ6人、時間は23:00から3:45と、大幅延長の上、終りました。

 いやー楽しかったっすね。ククク。

 参加者の皆様、夜遅くまで、ありまちょうでした。

 ログ、その他なんかは、まぁ後日つーか、年明けてからでしょうねー(そのまま、忘れたことにする、ちう可能性も高いけども)

 しかし「アフォーダンス」まで必須科目ってのは、熱いなぁ。

 じゃ、また、別の機会に別のネタで。(SFMの分厚い特集号とか、どうだー?)


971228a[ online-discussion3 / チャット座談会の野望その3 ]

「瀬名秀明の「BRAIN VALLEY」を肴にSFについてIRCでだべろう」という趣旨のチャット座談会を企画した話は、ワープ日記971216aを参照していただきたい。

日時 1997年12月28日23:00から12月29日02:00まで。(とりあえず)

IRCチャンネル #ZADAN-BV
 全部半角ね。

 なんか、脳内物質に詳しい(らしい)バイオマンなSF者が「用事できちゃって、0:30以降じゃないと、登場しないよん」とか言い出すし、言語と心理学に詳しい(らしい)のは「じゃ、オイラはカラオケに行っちゃうかな?」とか言い出して「結束がゆるいのか!」って状態なんですが(笑)。まー、だらだらいきましょう。

 IRCについてよくわからない人は、とりあえず、IRC users in Japan Home Pageを見て、ちょっと理解してみてください(をい)。

  1. 「日本語を利用できる IRC client」から、自分のOSで動くやつをダウンロードしてインストールする。(オイラはWin95ではCHOCOAを使っています)
  2. インストールしたIRCクライアントの「IRCサーバ」の所に「国内 IRC サーバリスト」のどれかのドメイン名を入れて接続してみる。(irc.karrn.ad.jpが空いてるらしいけど、つながりにくいという話も)。あー、普通、ポート番号は6667で、パスワードは空白でOKです。
  3. サーバにつながったら、「チャンネルに入る」とか「Join」とかいうコマンドに「#ZADAN-BV」と入れる。
って手続きで、うまくいくはずなんですが。

 じゃー、うまくいったら、23:00に、#ZADAN-BVで会いましょう。


971227a[ daily life / 日常生活 ] / ガガガ / 「M.I.B.」「メン・イン・ブラック」 / DJ1000買った / 「マルコムX」 / ヤマケンの小説談義 / 小説の縦書き・横書き /

 起きたら、夕方だった。

 テレビで「ガオガイガー」があってる。佳境だ。だがしかし、どーも、ガガガのノリについていけないオイラだった。


「M.I.B.」を観てきた。

 B級SFとして、バカSFとして、なかなか好感が持てる作り方だったので、楽しかった。「スピルバーグ・アンブリン製作のSFX超大作、ついに登場!」って言って観せる映画じゃない、とは思うんだけど、まー、観て不愉快な映画じゃないので、デートん時に観て「あっはっは」となると幸せかもしれん。

 日本でこういう映画を作るとすると、「テレビのUFO特番を某所で撮影していた矢追純一が、本当にトンデモ超常現象が発生する別次元に迷い込んでしまって、そこでは政府が極秘に組織した超常現象対策組織が活躍している! 隊員は全員『カワグチヒロシ隊長のクローン』だった」とかいうネタに......って、パラレルワールド物についしてしまうあたりが、弱いなぁ。日本じゃ、「プレスリーは、実は宇宙人だった」とかいうネタが広まってないからなぁ。


 T-ZONEで三菱・T-ZONEのデジカメ「DJ1000」を買った。特価で9800円だったから。

 覚悟の上で買ったつもりであったが、いや、なんつーか、画質へろへろだし、専用ソフト、使いづらいし、ファインダーの見え方と撮影された画像が、ずいぶんずれてるし。覚悟が足りなかったのかもしれんぞ。

 とはいえ、小ささと、デザイン、質感は、ひじょーに、よろしい。

 買ったときに付いてきた2MBのコンパクト・フラッシュでは、15枚しか撮影できないのが、最大の難点だなぁ。15MBのカードを買えば100枚以上撮影できるのであるが、あと2万以上の出費が必要となると、考えてしまうなぁ。


 録画していたヒッパレを観たり。

 テレビの深夜映画でスパイク・リーの「マルコムX」を観た。
 ヒゲを伸ばした(俳優の演じる)マルコムXが、だんだん庵野秀明監督に見えてきた。

 ずっと前に買ったのに読んでなかったMACLIFE 1月号を読んだ。そしたら、ヤマケンこと山川健一がコラム「DIGITAL DRUG PARADISE」で、Webのための文章教室と題していきなり、「エヴァを見て小説を書いてみよう」と、小説指南をおっぱじめてて、びびった。しかも、「小説を書いてみよう」を言いつつ書いてる内容は煎じ詰めれば、「人称を決めろ」「描写しろ」の二つだけ、ってのがすごい。

 いや「すごい」って、皮肉にとられかねないな。補足しとく。なんで「すごい」って思ったかって言うと、「『人称を決定して、描写する』と、外見だけは、小説になっちゃう」ってことをちゃんと言ってるから。普通の小説談義だと、ここで「小説を書く必然性」とか「自分の中の物語が噴き出す」とか「キャラクターが大事」とか「世界観が大事」とか、言いがちなんだけど、「とにかく、エッセイじゃなくて、日記じゃなくて、小説っていう外見にするには、どーすりゃいいか」ちうのを、ズバっと書いてくれてるあたりが、すごいな、と。

 もちろん「三人称で、描写しながら書け」ば、フォーマット的には「小説」になるんだけど、それで「読むに耐える小説」になるかどうかは、また、別の問題。んがしかし、やっぱ「形から入る」ちうのは、ぢうやうだと思うのだった。

 ちうわけで「おーいっちょ、小説でも合成するかのー?」とか、思ったのだったが、ネタがないのだった。ぐえ。弱まり。

 とはいえ、ディスプレイで大量の横書き小説読むの、苦痛だからなぁ。エキスパンドブックのプラグイン入れる、ってのも、いまいち一般性がない気がするし。(エキスパンドブック・ツールキットを3万で買う気もしないし)。

 オイラは小説(のようなもの)を書くときに横書きワープロ(エディタ)で書くのは全然平気だし、逆に、縦書きワープロとか使ってると、カーソルの縦移動に目が慣れないので、かえっていらいらするんだけども、ある程度以上の分量の小説を横書きで読んでると、異様にイライラしてしまうのだった。パソコン雑誌とか、ほぼ全部、横書きで、それ読んでても、別に意識することがないのに、小説だとどーして気になるんだろう?

 縦書き、横書きの問題なのかな? それとも、ディスプレイと紙の問題なのか?

 まー、オレ、小説は、縦40文字ぐらいの一段組の本(つまり、文庫本)を寝ころんで読まないとダメ、ってわがままさんだから、そもそも、こういう話をするのが間違っているのかもしれんが。


971226b[ daily life / 日常生活 ] / マイベスト選定中 / 大掃除 / 忘年会 / 水炊き / つぼ八 / カラオケ /

 1997年のマイベストの選定作業中。っていうかー、すでにー、1位は確定しているデキレースってやつでー、でもー、やっぱー、いちおー、総括っていうかー、一年のしめくくりするっていうかー、それにー、母集団を大きくすればするほどー、1位の意味が大きくなるわけでー、でもー、それはー、山が果てしなく平べったく分散していることをー、確認するだけでー、けっしてー、山がー、高くなるわけではー、ないわけでー。(「チャート式確率統計」とか立ち読みすると吉。うぞ)

 しかし、本ぜんぜん読んでないなぁ。そのかわり? 以前は絶対に買わなかったミーハー系のCDを脊髄反射で買ってるなぁ。ぐえっぷ。「カラオケ対策用」とか自分に言い聞かせながら、今年、カラオケ、数えるほどしか行ってないからなぁ。


 つーわけで、大掃除。昨日も居住空間は掃除したのであるが、本日は、電子装備と機械装備の部屋やら、廊下(に侵出した、装備の数々)やら、倉庫やらの掃除。いやー机の下やらから、色々な怪しい物品が湧いて出るのは謎だなぁ。しかし、行方不明になった「WHITE LOVE / SPEED」のCDのジャケットは出てこない(ので、仕方なく「Wake me up! / SPEED」と同居させているのだが)。

 主要な電子兵装と機械の主電源を落とすと、部屋全体が静寂に包まれて、机上のパソコンの冷却ファンの音がものすごく気になったりして。そうだよなぁ、本来、この静寂が正常なのに、すでに耳(というか脳)に定常騒音がしみこんでいて、静寂に「負の音」が聞こえる。いや、まぢで「シーン」って音が聞こえてくるのだった。

 そして、この「負の音」つまり「シーン」という音を聞けるほど仕事場が静寂に包まれるのは盆と正月しかないわけさ。

 しかし、なんか、このまま正月を迎えられる気がしないのだが、何か忘れ物をしているのだろうか? 不安だ。


 つーわけで、忘年会。毎年恒例の、呉服町の有名な水炊き屋さんだ。鶏のぶつ切りの鍋のスープ飲んで、ぶつ切り食って、地鶏のサシミ食べて、唐揚げ食って、ミンチ鍋食って、野菜食って。ビール飲んで、日本酒飲んで、麦焼酎のお湯割り飲んで。

 う、うまい! 涙が出るぐらいうまい。ミンチが特にうまい。いやー二年前も、韓国から帰ってきて、すぐにこれ食べて「に、日本の心や!」とか泣いた記憶があるなぁ。

 いや、うまい。

 まぢで、うまい。

 うぇーん、おいしいよぉ。泣いちゃうよぉ。


 二次会、某つぼ八。なんか、一次会で調子よく飲み過ぎたアルコールが、時間差で胃壁から吸収されて、うっかり限界超えてしまった。やべー。んで「おねむのトモロ」の異名を発揮して、壁際でグーグー寝るのだった。

 で、30分ぐらい惰眠を貪ったら、「これはもぉやばいかも」の予感とともに目が覚める。普通、この「やばいかも」警報で目が覚めると、もはや止まらないのだが、今回は、お冷やを3杯飲んだら、なんとか血中アルコール濃度がギリギリで限界値を下回ったらしくて、10分後には、正気に戻った。ふー、ラッキー。

 んがしかし、店の一番奥まった部屋は、タバコの煙で「マイルドセブンの白い世界」になっていて、酔いの気持ち悪さと別の次元で呼吸困難なのだった。


 三次会、某親不孝通り(万町通り、とも言う)の某カラオケ屋。みんなは飲みたがっていたり、長浜公園にナンパしに行きたがっているのだが、オレ&若干名が「オレにSPEEDの『WHITE LOVE』を熱唱させれ!」とか駄々こねるのだった(わはははは)。

 んで、オレは、 「White Love / SPEED」 「STEADY / SPEED」 「WHITE BREATH / T.M.Rrevolution」 「口唇 / GLAY」 「グロリアス / GLAY」 そしてなぜか 「バトル野郎 / 筋肉少女帯」 を歌う。他人の歌を生声で勝手に歌ったのが 「BELOVED / GLAY」 「ずっと二人で / GLAY」 「HOWEVER / GLAY」 「すみれSeptember Love / SHAZNA」 「Melty Love / SHAZNA」 かな。

 SPEEDは、鼻歌で歌マネしてる時なら、わりかし楽しく歌えるが、カラオケでちゃんとした声量で歌おうとすると、最大にキーをあげてオクターブ下げても、最大にキーさげてオクターブあげて歌っても、音域が合わないのだった。まー、歌う方がどうかしているのだが。「歌」というよりも「宴会芸」として、もうちょっと極めていきたいのだが。

 GLAYは、割と歌い出しは、キーが低いのであるが、最後の方で歌い上げるところが、猛烈に高音になるので、困ってしまう。しかも、「BELOVED」と「HOWEVER」は、どちらがどちらでも構わないぐらい、なんだか似通っているし、延々と歌い上げ続けるので、息継ぎすらできぬわい。「グロリアス」は、割と、歌っていて楽しいかも。「口唇」は、歌っていると歌詞言うのに忙殺されて、いまひとつ楽しくないかも。

 T.M.Revolutionの「WHITE BREATH」は、キーをひとつふたつ落とすと、思いの外歌いやすかった。スピードも速いので、歌ってて、なかなか楽しい。んがしかし、ハスキーボイスでもなけりゃ、素肌ジャケット胸はだけでもないし、首マフラーぐるぐる絞殺状態でもないし、ちょい下品な口元半開きでうっとりでもないので「別にTMRって感じしないなぁ」と思ったのだった。

 SHAZNAは「すみれSeptember Love」が、聞いてて楽しいほどは、歌っていて楽しくないのが意外だったな。それと「Melty Love」が思った以上に、無骨? なラブソングで、いい歌だな。練習していきたい。

 篠原ともえ、歌おうと思ったら「まるもうけ」も「ココロノウサギ」も無くて残念。「クルクルミラクル」と「ウルトラリラックス」だけでお茶を濁されると、無念じゃ。

 時間切れ寸前で歌いたい曲が浮かばなかったので、キンショーでも歌うかと思ったが、「日本印度化計画」とか「高木ブー伝説」とか「これでいいのだ」とか、わかりにくい歌を歌って顰蹙かいそうなので、わかりやすい「バトル野郎」などを入れてみたのだが、この曲は「♪極めろ道! 悟れよ我!」の無限ループなので、これまた顰蹙かってしまったのだった。

 歌ってないが、Kinki Kidsの歌は、歌自体は、何と言うことはない「10数年前からタイムスリップしてきた歌謡曲」なのだが、イントロ聞いてるだけで、目の裏に、ジャニーズJr.を従えて王子様コスチュームの胸をはだけた二人がクルクルクルクル舞い踊る姿が浮かんで、なんか胸にこみあげるものが。(いや、感動してるわけじゃなくて、胃の内容物がこみ上げるんだけどさ)。どっちかっていうと、光一クンの方が好きなのだが、歌は剛の方が、うまいような。

 SMAPの歌は、本人達のキャラクターがあまり好きじゃないことを割り引けば、カラオケ対策曲としては、歌いやすくて元気よい、いい曲だな。


971226a[ online-discussion2 / チャット座談会の野望その2 ]

「瀬名秀明の「BRAIN VALLEY」を肴にIRCでだべろう」という趣旨のチャット座談会を企画した話は、ワープ日記971216aを参照していただきたい。

 で、ですね。なんか「ぶれいんばれー分厚いから読むのやーんぴ」とか裏切る人も出て(わはは)なんか、開催が思いっきり危ぶまれているんですが、まーでたとこ勝負でも罰あたるめーとか思ったりして(いい加減なのか>おれ)

日時 1997年12月28日23:00から12月29日02:00まで。(とりあえず)

 チャンネルは、えーと、当日の22:00ぐらいに、ワープ日記上でお知らせしますので、ご自由に参加しくさりやがりくださいというか 。参加する人をえり好みできるほど人集めきらなかった、ちうか(わはは)

 ちうわけで、当日参加しやがりくださる方々は、言いたいことをまとめておくなり、BV読み返すなり、チャット用にタッチタイプ教則本で特訓するなり(をい)。

 であ、当日。


971225a[ Merry X-mas / メリークリスマス ] / 徹夜 / 今年の締めくくり / 眠いまり / 「みなさんのおかげでした」 / 「ビッグヒット97 in NHKホール」 /

 徹夜に関しては承前。

 つーわけで、とりあえず、締め切りまでになんとか。

「今年のしめくくり」って言えるほどでもないのが、我ながら、ちょっとがっくりじゃが。

 眠い。目の前に銀色の粉末が円舞してます。

 耳の奥から、シオシオという音が。

 じゃ、寝ます。おやしみ。


 寝たはずが、すぐ目が覚める。睡眠サイクルがめちゃくちゃだー。

 しょーがないので、テレビなんか見てみる。「とんねるずのみなさんのおかげでしたクリスマススペシャル(以下略)」なぞを観る。鈴木保奈美vs小錦の食わず嫌い選手権、面白かった。けっきょく、勝負師としても役者としても小錦の方が一枚上だった、という感じ。しかし、芸能人とはいえ、苦手な食べ物は、千差万別、十人十色ですなぁ。ちなみに、鈴木保奈美は「酢豚」、小錦は「餅」が苦手だったらしい。しかし、力士ちうのは、本来、米の豊作祈願とかと関係してるんじゃないのかー? 餅嫌いでいいのかー? って、ハワイ・オアフ島出身の人に言っても、しょーがないような。

 で、NHKで「ビッグヒット97 in NHKホール」を見る。TMR西川クンは、ちゃんと生歌で歌えるのなー、すごいなー、けどWHITE BREATHの衣装、首が締まりそうで見てて恐いなぁ。それに、つんくの横にいると、区別がつかない。SHAZNAのIZAMでかすぎ。「靴も髪の毛入れたら全長2m」って数字で知ってても、動いてる「2mの美少女」つーのは、恐いな。(実際に見上げたら、もっと恐いだろなぁ)。SPEEDは、マイクスタンド立ててユラユラ踊ってるのは、やぱ、不気味だ。エリコのピッチが不安定なのも、ちょい不気味だ。不気味といえば、朋ちゃんだ。いや、歌聞いてたら「ありゃ華原朋美って、けっこう歌うまいじゃん」とか思ってしまったのだ。だめだ、耳がチューニングされてしまったのか。GLAYは、カラオケ歌用に練習してみたのであるが、高音がオイラの音域をはるかに超えてるのでだめじゃ。くちょう。安室奈美恵は、なんか歌もダンスもメイクも衣装も、どことなく暗黒はいってるなぁ。

 あーしかし、普段テレビ番組みないから、久しぶりにみると楽しいなぁ。特に、音楽番組、たのしいなー。


971224a[ X-mas Eve / クリスマスイブ ] / 徹夜 / 「すみれSeptember Love」SHAZNA /

 クリスマスイブ。

「え? くりすます・いぶー? 今日?」

 いや、冗談抜きに、仕事場で泣きながら作業。終わらない。

 つーわけで、聖夜は、作業で徹夜だわ。

 BGMは「すみれSeptember Love」SHAZNAを無限リピート200回。


971223a[ Imperial Birthday / 天皇誕生日 ] / 昼間で寝り / oneday9 / 悪夢 / サラダバー / SPEEDのライブビデオ / 「プリンセス・プラスチック」 / 徹夜 / 西葛西日記vsプリプラ日記 /

 起きたらすでにとっくにオヤツの時間というか。記憶も意識もハッキリしない。

 つーわけで、天皇誕生日。

 実はoneday9だったのだが、すっかり忘れていた。ぐえ。

 何度も起きようとしたけれども、その都度、うすらぼんやりとした夢の世界に引き戻される。

 睡眠不足かと思ったが、風邪ひきかけらしい。

 睡眠が足りているのに寝続けると、リアルで分析しやすい、わかりやすくてうんざりする悪夢が連続してやってくる。

 オレは基本的に悪夢しかみないので、うんざりだ。

 目覚める前には、えらくストーリーに整合性があって、リアルな夢を見た。例外的に夢の中は、涙が出るほど、懐かしく暖かい雰囲気だった。

 で、目覚めてから、登場人物、夢の中で何をしていたのか思い出したら、その懐かしく暖かい雰囲気が、実は、最高に最低に恐ろしい意味を持っていることに気付いて、最高に最低にうんざり。

 寝過ぎるもんじゃないな。

 夜になって、歩いて、フォルクスまで、サラダバー食いに行く。

 サラダバーで5回程おかわりして、海草食いまくる。胃が痛くなる。バカかね>オレ。

 黒木書店で、SPEEDのライブビデオを(いまさら/やはり)買う。「ココロノウサギ」篠原ともえ、も買う。

「逆説の日本史(1)」井沢元彦の文庫版を立ち読む。冒頭の「安土」の話を読んで「なるほどなぁ」と思う。って、これハードカバーで持ってるはずなんだが、読んでないのか?>オレ。

「プリンセス・プラスチック」を買う。

 帰ってきて、SPEEDのビデオを観る。ボーカル二人は、ちまたで言われてるほどピッチも揺れてなくて「ライブでこれぐらい歌えればいいんじゃないのー?」って感じ。「リトルワールドへようこそ」で、普段は踊ってるだけのヒトエとタカコがラップ? でお客を煽っているのだが、普段テレビでみてると「オーバーアクションだのぉ」と思うヒトエが、ライブじゃちょうどよくみえる。普段は「なんかひとり、くにゃくにゃしている爆発頭の娘」としか見えないヒトエが「あーなんかオネーサンだけあってシッカリしてるのね」とか思えるのは、気のせいなんだろうか? テレビではちょうどいい感じがするタカコが、どうもおとなしすぎるような気がする。

 で、ビデオ見終わったら、なんか頭痛がガンガンしてきた。うーん眼精疲労なのかー?

 つーわけで、日付がかわったので、ベッドに潜り込んでぬくぬくしてみたのだが、突如、明日の朝イチ提出の作業をすっかりさっぱり忘れやがっていたのを思い出したので、ダウンジャケット着て、寒い夜を仕事場までいそいそと急ぐのだった。

 つーわけで、徹夜。

 大森アニ西葛西日記みたら「プリ・プラ」作者ともめている? 話が。で「プリ・プラ」作者webページの日記読んだら......なんというか、けっこう、破滅型みたいで。編集に干されてもがんばってください、というか。とりあえず「プリ・プラ」を読まねばならん、という強烈な使命感が(^_^;;。


971222a[ daily life / 日常生活 ] / 「Shinin'on Shinin'love」MAX / 「Lair Lair」B'z /

 月曜日。

 いろいろ。年末に向けて。

 夕方、フラフラとレンタルビデオ屋さんに。けど、結局、中古CDで、「Shinin'on Shinin'love」MAXと、「Lair Lair」B'zを買う。で、♪ダンゴウしゃかーい、は一度だけ聞いて、MAXを無限リピートで200回。


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