諸星未来堂ープ

サクラが満開な四月第二週


MOROBOSHI Tomorou's
Warp Diary
1998 April 2nd Week


Japanese-Language Contents


実はメトロ版の方がリム版よりも更新が早いのは秘密なんだ!
でも、よいこは両方ともブックマークしておこうね!

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980411c[ "Nihon Jinmin Kyouwakoku" / 「小説『日本』人民共和国」 ]
980411b[ "Honbyou-ji shoubou" / 『本廟寺焼亡』井沢元彦 ]
980411a[ daily life / 日常生活(土) ] / ねていた / エンクミが丸い / 「発掘アイドル王国」 / 「あおば」と「とき」は、もぉない / 「20世紀ノスタルジア」と広末 /
980410d[ "Brain Valley" Zadankai Log / ブレイン・ヴァレー座談会ログ ]
980410c[ I got Dutch Oven! / ダッチオーブン、ゲットだぜ! ]
980410b[ Shinkansen de Go! / 新幹線でGo! ]
980410a[ Diesel A Go! / ディーゼルでGo! ]
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MOROBOSHI Tomorou's Warp Diary 1998 April 2nd Week
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980408【SAKURA】(CASIO QV10A)
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980411c[ "Nihon Jinmin Kyouwakoku" / 「小説『日本』人民共和国」 ]

「小説『日本』人民共和国」井沢元彦、を読んだ。

 19995年、戦後50年特集記事を書くために原発の取材に訪れた新聞記者の桜とカメラマンは、突如襲った地震と原発爆発の衝撃で、別の時空に存在する「もう一つの日本」に飛ばされた。そこは、共産主義革命が成功した「もうひとつの日本」で、事情がわからないままうろつく二人は「アメリカのスパイ」ということで、問答無用に処刑されそうになったのだが......

 と、まぁ、タイトルから想像がつく話が展開して、まぁ、SFつーか、なんというか。

 これまた井沢元彦がしつこくくりかえす「進歩的文化人という人々の『憲法九条を守って、自衛隊を廃止すれば世界が平和になる』という主張が、いかにくだらないか」といういつもの話を小説にしたもの。

 現実の日本の歴史と、平行宇宙の「人民共和国」の歴史の分岐が、いったいどこで発生するのか? 現在の人民共和国を支配している「首領様」とは誰なのか? 主人公二人はどうなってしまうのか? と、いうことで話は進むんだけども、まぁ、そういうストーリーはほとんどどうでもいい、というか。

「進歩的文化人が理想とした世界って、つきつめれば、北朝鮮でしょ? 北朝鮮がどんなにひどい世界(になる可能性がある)かを自覚してます?」という、井沢お得意のお話が続くのだった。

「あー自由って重要なのねぇ」というのがしみじみわかるお話でした。

 まーオイラとか、どうも「その昔、進歩的文化人(と朝日新聞)は、旧ソ連や北朝鮮を楽園のように報道していた」っていうのが、ピンとこない世代なもんだから、「わかりきったことを力説しなくてもいいよ」という気がしてしまうのだった。

「五分後の世界」村上龍、は「第二次世界大戦で現実以上にボロボロになった日本は、いまだ戦争を続けていて、ゲリラを世界に輸出する国になっていた」という、単純に考えれば「不幸な世界」を描いてみせつつ、読むにつれて「自分が何者かを知って生きているアンダーグラウンドジャパンの人間の方が、お金だけはあるけど、自分が何者か見失っている日本の人間よりも幸せだ」という「逆説」を読者に突きつけてくる。

 一方、この話は「共産革命が成功してボロボロになった日本は、貧乏で密告社会で首領様万歳世界だ」という、単純に考えれば「不幸な世界」を描いてみせつつ、読むに連れて「やっぱ、こんなのいやだ」という「あたりまえの結論」を読者に提示する。

 つーわけで「うん、これはいやだね。ちゃんちゃん」なのではないか、と。


 いや、まぁ北朝鮮をみて、笑ったり安心していられるうちが花なのかもしれん、と思ってしまったのだから、ちょっとは意味があるのかな。


980411b[ "Honbyou-ji shoubou" / 『本廟寺焼亡』井沢元彦 ]

「本廟寺焼亡」井沢元彦、というミステリーを読む。

 浄土真宗の一派の教王直系一族の、教王座を狙った殺人事件に、名探偵が挑む、という話。

 黒谷一族だか里谷一族だかが出てくるのだが「実在してるわけないなぁ」と思って、ちょっと調べたら「浄土真宗・大谷派」に対応しているんだと判明。

 じゃ、舞台になる「本廟寺」ってのは「本願寺」のことか、と思って、よくみたら、字面でわかるじゃねーか>オレ。オレはまたてっきり、なんか意味的な暗号になってるんだと思った「ほんびょうじ」だけど、10ptフォントとかでみたら「本廟寺」と「本願寺」区別つかねーだろうなぁ。

 これが書かれた当時、なんか、本願寺で後継者あらそいかなんかしてたんじゃないか、と思うけど、よくわからないや。昭和56年とか書いてあるけど。


 まぁ、連続殺人事件としては、かなりつまんない展開をするし、トリックの謎はとけないまでも、誰が犯人なのか、(オイラですら)わかってしまうんだけども、この本の主題は、ミステリーにあるわけじゃなくて「浄土真宗のひみつ」ってあたりにあるから、ま、そこはそれでいいのだ。

 日本vs韓国の空想論争小説「恨(ハン)の法廷」でも、出てくるし、最近の歴史、宗教ノンフィクションでしつこくでてくる「日本の仏教界で親鸞がいかに革新的だったか」というネタを説明するのが、メインだからして。

 で、あるからして、井沢ノンフィクション読んでる人間には「なんだ、またこれかよ」なネタばかりなのであるが、断片的に出てきてる「浄土真宗のひみつ」が表側から述べられているからして、そこはそれでいいんじゃないかな、とか。

 ま、ネタバレかもしれないけど、ちょっと書いておくと

ってことになるかな?

 まぁ「なんだ、あれか」と察しがついた井沢ファンは、まぁ読む必要ないんだけども。察しがつかない人も、他のノンフィクションよんでりゃ出てくるので、読む必要ないかもだけど。

【本願寺大谷Web】

 はて、母方の本家は浄土真宗だったような気がするな。ってことは、母方のジーサン、バーサンの戒名(じゃないや「法名」)は「釈##」とかいう簡素な奴なのか。

 しかし、父方が浄土宗で母方が浄土真宗ってことは、オレは浄土教な土壌で育ったんだねぇ。あんまり自覚してないけども。

 とはいえ、SF映画「インナースペース」の中で、絶体絶命に陥った主人公(外人)が「ナンミョウホーレンゲキョー!」って必死に唱えるシーンがあって、それを見たときに「うーんオレがこの立場だったら、日蓮宗じゃないから、『南無阿弥陀仏』だなぁ」と思ったところを見ると、若干の自覚はあるのかもしれないな。(日蓮宗系の人は、怒らないように)。

 まぁ、葬式と法事の時しか用がないから、どうでもいいんだけども。


980411a[ daily life / 日常生活(土) ] / ねていた / エンクミが丸い / 「発掘アイドル王国」 / 「あおば」と「とき」は、もぉない / 「20世紀ノスタルジア」と広末 /

 一日、寝ていた。きつーい。

 夜もヒッパレを見ていたら、久しぶりにエンクミこと遠藤久美子を目撃。ふ、ふとったんじゃ? けど、まるっこくなっても、なかなか、かわいいな。

 コンビニで「発掘アイドル王国」なる本を立ち読みしたのだが、SPEEDタカコの「ムネチラ」を執拗に追う姿は、読んでる自分を棚上げすると、やっぱ「キチク」だなぁ。

 まぁ、「エリコは最近、デブだ」「ヒトエはブサイクだ」とこき下ろした文章に憤りを感じたというのが正直なところかもしれないが。

 わざわざ「アイドル発掘雑誌」を立ち読みして文句垂れるってのは、実に、オヤジだな、と自分でも思うのであるが。


 さて、ネットの彼方から「上越新幹線の『とき』は『たにがわ』に名称変更になりました」という通報が。うーん、やっぱ、「絶滅(が確定)したトキは縁起が悪いのか?」と思った。

 あ、上越新幹線は、緑だったらしい。

 さらに調べると、東北新幹線の『あおば』も『なすの』に変更されている。

 どちらも平成9年秋のダイヤ改正かららしい。結局、各駅停車型の列車が、終点の新潟や仙台まで行かずに、手前までしか運行しなくなったのが原因らしい。そりゃー仙台までいかない列車が「あおば」では、まずかろう。「とき」と新潟の関係は、うーむ。別に佐渡まで渡っていたわけでもないだろうしなぁ。いや、そういう話じゃないのかもだが。

 しかし、うーむ。いいのかなぁ、東京仙台間の新幹線から「あおば」って名前をなくしたりして? まぁ、現実に、仙台まで誰も乗らないならしょーがないんだろうけど。理想と現実は違う、ということだろうか。


 そうそう、SFM5月号、で「20世紀ノスタルジア」を誉めてたな。「広末にめがくらんだわけでも、伝説の映像作家・原田将人の初商業映画だから、というわけでもない」とこの作品を評価する時に言われがちな部分に釘をさしておいて、けっきょく、暗黒オタク少年の救済というテーマを誉めている。

 オレも、この視点に賛成だ。

 この映画にとって、「女優菩薩」広末涼子の魅力が、不可欠だったのは認めざるを得ないけども、「『20世紀ノスタルジア』という映画にとって幸運だったのは、ヒロインが広末涼子だったことだ」というよりはむしろ「広末涼子にとって幸運だったのは、初主演映画が『20世紀ノスタルジア』だったことだ」ってことじゃないか、と思う。

 って、いや、これから広末の映画女優としての未来が明るく開けまくっている可能性もあるんだけどさ。

 いや、SPEEDの映画に、なんか「いやーな予感」を感じるんで。(MAXなんて、主演映画二本ともレディース暴走族ものだし)。



980410d[ "Brain Valley" Zadankai Log / ブレイン・ヴァレー座談会ログ ]

 忘れた頃にスペイン宗教裁判!(モンティパイソンネタ)

 昨年12月末に開催したIRCでの「ブレインヴァレー」の座談会のログを、すっかり放置していたのですが、思うところあって公開します。

 ログ ver.0.5(80kb弱)

 まぁ、素人が偉そうに、適当なことを語っていますので「そうそう、おれもそう思ったんだよ」と一緒になってつっこむもよし「おめーら何様?」と憤るもよし。「やっぱり、偉そうに語るオタクってやだよね」とそうでない自分を肯定するネタにつかってもよし。

 あ、当然ながら、ネタバレですので。

 うー「リング」「らせん」「ループ」についても、座談してー。

 感想は、メールをオイラにおくるか、ワープボードにでも。


980410c[ I got Dutch Oven! / ダッチオーブン、ゲットだぜ! ]

 注文していたダッチオーブンが届いた。

 LODGE社の鋳鉄製の12インチのやつ。鋳鉄で12インチだから、直径30cmで、重さは10kg。下に足が出ている。

 クロスポイント、という店から通販した。メールで注文入れると、2日後に入金先をメールで指示される。そこに前金で入金して「入金したよ」とメールすると、次の日に「発送しました」とメールが来て、その次の日、到着した。速すぎ(わはは)。

 送料その他込みで「14,000円弱」ってところかな? 安くはないけど、まぁ、なんとかフェアとか個人輸入でもしないかぎり、こんなもんでしょう。

 で、説明書をみたんだけど、まず、最初の「ならし」がけっこう面倒なんだよなぁ。相手は「鋳鉄」だからなぁ。

  1. 蓋と本体の表面の錆止めワックスを、中性洗剤とお湯とタワシで落とす。
  2. 蓋に油を塗って、ガスレンジで1時間焼く。
  3. 本体にを油を塗って、ガスレンジで1時間焼く。
  4. 本体の油を拭いて、別の油を入れて、タマネギなどを炒めて、鉄くささを飛ばす。
  5. 油を拭いて、別の油を塗って、空焼きする。

 何時間かかるんじゃ!(わはは)

 といいながら、犠牲用のタマネギは買ってきたのだ。

 これで、ポトフを煮てみたい。んで「キャベツがこんなにうまかったとは!」とか語るのじゃ。わはははは。しかし、焚き火台Sでは、つぶされてしまうぐらいでかくて重い。どうしたものかのぉ。七輪には載りそうもないし。

「男ならダッチオーブン」


980410b[ Shinkansen de Go! / 新幹線でGo! ]

 小学館の「JR特急図鑑」とかいう図鑑をながめていたら、新幹線の名前が出てきた。

 東海道・山陽新幹線「ひかり」「こだま」

 東北新幹線「やまびこ」「あおば」

 上越新幹線「あさひ」「とき」

 東海道・山陽の「ひかり」「こだま」に対応するのが、東北は「やまびこ」「あおば」なのは知っていたのだが、実は、上越新幹線が「あさひ」「とき」なのは、今日、初めて知ったのだった。そうだったのか。

 長年の謎(をい)が一つ氷解したのだったが、実は、図鑑を見ておきながら「上越新幹線が青いのか緑なのか」を見るのを忘れていたのだった。「実は、赤い」とかだと、かっこいいのだが。

 どうでもいいが、オイラはガキの頃「上り=ひかり、下り=こだま」だと思っていたのだった。新幹線に各駅停車とそうじゃないのが存在する、とか想像もしなかったのだなぁ。どうしてかっていうと、九州にある二つの駅、博多と小倉はどっちも止まるからね。

 ちなみに、博多駅の次に「博多南駅」が存在するのであるが、どうも、博多南駅は「山陽新幹線」の駅ではなくて「博多南線(二駅)」の駅らしい。(虎の穴ものしりBOX「全国鉄道駅名一覧」によると、だけど)


 しかし、知らない間に「ミニ新幹線」だか、なんだか、どんどん「新幹線」が増えてしまったものだな。

 長野行新幹線(あさま)、山形新幹線(つばさ)、秋田新幹線(こまち)。

 狭軌のレールだったり、在来線と同じ踏切のある線路を走ったりするのを「新幹線」と呼んでいいのか! とか、素人のくせに思っていたのだが、「全国新幹線鉄道整備法」が1991年に改正されて「ミニ新幹線」と「スーパー特急」が認められてしまったらしいので、それはそれでしかたない。

 って、九州新幹線が、なかなか姿を見せないので、嫉妬してるのか>オレ、というか。

 しかし「整備新幹線」の優先順位で「北陸」「東北」についで、三番目である「九州鹿児島コース」って、着工してるんかしら?

 ふむふむ、「ミニ新幹線=在来線のレールの外側にフル規格レールをひく。車体はフル規格より小さい」で「スーパー特急=在来線と別に(高架の)新線をひく。レールは狭軌。在来線から高架に乗り入れる。高架が完成した時には、レールをフル規格レールに広げて、新幹線と相互乗り入れする」のか。

 鹿児島コースは「スーパー特急方式」にするらしいけども、うーん、特急有明も、知らない間に猛烈に速くなってるのに、このうえ、わざわざ鹿児島まで新幹線走らす必要があるんだろうか、とか思ってしまうなぁ。

 まぁ、シムシティ的というか「鉄道を無人の荒野にひくだけで、いずれ沿線に人が集まって、街になる」ってことなんだろうけどねぇ。

 なんつーか、最近「フィールド・オブ・ドリームス効果」つーか「つくりさえすれば、かれらがやってくる」的な考え方って、もぉだめなんじゃ、って気がするんだけどなぁ。


980410a[ Diesel A Go! / ディーゼルでGo! ]

 昨夜、「DD51は電気式ディーゼル機関車だ」と読める記事を書いてしまったのだが、その後、調べていると「DD51は液体式ディーゼル機関車で」なる表記にぶちあたってしまって、悩んでしまったのだった。

 そこで、オイラは本屋に出かけて、「一番信頼できそうな本」として「学研図鑑『鉄道・自動車』」という本を立ち読みするのだった。おぉ、懐かしいぜ、学研の図鑑!

 んで、4頁にわたって「ディーゼル機関車」の分類から、ディーゼルエンジンの駆動原理から、液体式変速機の仕組みから、懇切丁寧に図説されてしまった。

 ディーゼル機関車は、大きく「機械式」「液体式」「電気式」の三種類が存在する。機械式はディーゼルエンジンの回転をギアで減速して車輪を回す。液体式は、液体変速機で減速して使用。電気式はディーゼルエンジンで発電して、その電気でモーターを回転させて走る。

 DD51は、液体式ディーゼル機関車だったのだ。液体式変速機ってのは、オイルを入れた箱の中に羽根車が入っていて、エンジン側の羽根車の回転につられて、反対側の羽根車が回って、それを伝達して、車輪が回る、という仕組みになっている。

 日本のディーゼル車はほとんど「液体式」だそうだ。電気式は発電器とモーターを積んで重くなるので、線路に負担がかかるらしい。

「DDは、デんききしデぃーぜる、か?」と書いたが、大間違いで、最初のDは、たしかに「ディーゼルのD」だが、後ろのDは「四軸駆動」を表すDだそうだ。五軸だとEだと。新型「DF200」がFなのは、おそらく六軸駆動だからだろう。

 さらに「DD51」の「51」も「〜49は、時速85km以下」「50〜89は、時速85km以上」「90〜99は、試作型」という区分による数字らしい。おそらく「時速85km以上側の一機種目」だったのだろう。

 さらに新型の電気式の型式番号は「100番台、直流モーター」「200番台、交流モーター」「300番台、その他」「500番台、試作型」ということになっているそうだ。

 だから「DF200」は「ディーゼル機関車・六軸駆動・交流モーター型」ということなんだろう。「DF201」でない理由は、わからないけども。

 と、いうわけで、小学生が読みそうな学研図鑑は、恐ろしいほどいろんなことがわかって、実に有意義だ。自分にガキが生まれたら、学研の図鑑は全部買ってやりたいものだな。って、「小学生が読みそうなのに、大人のオレにも役に立つ」んじゃなくて「大人のオレが小学生レベルの知識で興奮しているのか!」ってことなのか。ぐえ。

 学研図鑑「鉄道・自動車」学研、ISBN4-05-200098-6、\1460。

 あ、あと「買ってやりたい本」といえば、学研のひみつシリーズね。(「コロ助科学質問箱」ってのが、学研のひみつシリーズだと、初めて知った。てっきり「?年の科学」の連載なのだとばかり)

 オレの親は長男で初めての子供だったオレに、色々な本を買い与えたのだが、オレが愛したのは「学研の図鑑」と「ひみつシリーズ」だけだったような気がするなぁ。あぁ、だからこういう人間に育ったんだねぇ。

 先日まで「学研の図鑑と、ひみつシリーズとか買い与えるから、オレみたいなのに育つんだ」と思っていたのだが、実家の元子供部屋の本棚を検分してみると、世界少年少女文学全集とか、他にも色々な「可能性」があったのにもかかわらず、なんか「科学とSF」っぽい方向の本だけ、読んでいたくさいからなぁ。つまり「親の誘導じゃなくて、オレの選択の結果」だったらしい。

 これが本当の「自業自得」だが、その通り過ぎる!


980409a[ daily life / 日常生活(木) ]

 朝イチで大事なミーティングがあったのだが、例によって例のごとく、ぎりぎりになって家を飛び出して、自転車に飛び乗って、全速力で出撃!

 桜を散らす使命をおびた雨がしとしと降っていたわけで、タイル路面は、とっても素敵につるつるになっていたわけで。

 と、いうわけで、後輪がスライドして、思いっきり無様にこけてしまいました。

 とっさに手が出て、顔も頭もメガネも無事だったけども、手のひらと膝を思いっきりアスファルトでヤスリがけしてしまったので、「いてててててて」とか言いながら、自転車を放置したまま数分、歩道を走り回ってしまったのはオイラです。

 傘さしたサラリーマンが「何こいつ?」とかいう目でみるしー。こけたんだよー悪かったなぁ。

 つーわけで、手のひらと、膝と肘をすりむいて、とっても痛いです。ま、大したことない擦り傷だけども。

 いや、しかし、ローラーブレードの防具がどうして「手のひら」「膝」「ひじ」にだけ付いているのか思い知ったっす。(どうしてヘルメットが重要なのか、を思い知りたくないなぁ)


 電化されていないJR路線には(JRじゃない路線もか)、ディーゼル車が走っている。久大本線を走って由布院に向かう「ゆふいんの森号」も、ディーゼル車だ。

(ちなみに駅名は「由布院」で、町の名前は「湯布院町」だそうだ。なぜなら「由布院町」と「湯平町」が合併して「湯布院町」という呼称になったからだそうだ)

(「ゆふいんの森号」が平仮名なのは、ケンカを避けるためなんだろうなぁ。久住町と九重温泉の対立から「くじゅう国定公園」と平仮名表記になったみたいに)

 で、実はディーゼル機関車には、ディーゼルエンジンの駆動力でそのまま走るやつと、ディーゼルエンジンで発電して、それでモーターを回すやつの二種類があるんだ(たぶん)。

 おれは、そこいらに走っている客を乗せるディーゼルが、その電気式ディーゼル車で、コンテナ基地でコンテナ車両を押したりひいたりしてた「赤い奴」がディーゼル直結なんだろうと思っていたのだが、元鉄の男であるGTに「あほう」と言われてしまったのだ。

 って、そのむかし篠栗線(電化されてない)に乗っているときに、うっかり「この電車さー」と言ったら「ばかもん、電化されてない列車は『汽車』と呼べ!」と怒鳴られた過去があるので、怖いのだ。って先日確認したら「そんなことをいった記憶はない」とのこと。むー。

 で、ちょっと検索していたら(いや、本当は、「ゆふいんの森号」の画像を探していたのだが)「電気式ディーゼル機関車」のページを発見してしまった。

「DF200形ディーゼル機関車」の熱いページなのだが、ディーゼルエンジンで交流発電機まわして交流を作って、それを整流器で直流にして、それをインバータで三相交流にしてモーター回してるってのを見ると、電気の素人には「最初から三相交流発電機を回したらどうだ?」とか思ってしまうなぁ。まぁ、そうできない事情があるんだろうけど。(三相ってのが、そもそも、よーわからんからなぁ、オレには)。

 で、この下をつらつら見ていたら、オレが「赤い奴」と読んでいたマシンが「DD51」という機種であると判明。おぉ、かっこいい(かっこわるい?)なぁ。このかっこわるさが、かっこいいというか。なんか、お子様のころ、建設車両やら電車やらに感じたわくわく勘が甦るわいな。

 しかし、ふと思ったのだが、ひょっとして、この「DD」って「デんきしきデぃーぜる」の頭文字なのか? そ、そうすると、ちょっと格好悪いかも!(いや、これがかっこいいんだ!)

 さらに、ディーゼル車がひっぱる「コンテナ車」のページも熱い。

 しかし型式番号の桁がでかいなぁ。「コキ50000」だから「コキごまん」だぜー。あーそうか、それぞれ数千台単位で生産されるので、それを後ろにくっつけて「コキ53276」とか呼ぶために、わざわざ万単位にしてあるのか。

 しかも最高速度が80km/hから90km/h、110km/hと性能アップすると150000から250000をへて、ついにはコキ350000型になるのか! 「コキさんじゅうごまん」かーすげー。300km/hぐらいで走るやつは、もぉ「コキひゃくさんじゅうごまん」とかになるんだろうなぁ。「コキさんびゃくさんじゅうごまん」とか。

 いやーしかし、かっこいいなぁ。15トンコンテナを載せられるように「改造」とか、車掌室を撤去して改造とか。(夜、電車にのっていてすれ違うコンテナ車の最後尾の車掌室を見ると、なんか異様にさみしい気持ちになったよな。「車掌さん、さみしいだろうな」とか)。何がかっこいいかって、やっぱ「マリーン仕様は機体に黄色い『M』マークが入る」とかだよなぁ。

 って、すっかり気分は「ザク・バリエーション」ですなぁ。って、ザクの方が、現実の世界をまねしてるんだろうけども。

 ザクかー。JR九州の「ソニックにちりん」とか、顔がガンダムはいってるからなぁ。カラーバリエーションもあって、かっこいいし。最近の電車はどれもかっこいいよな。新型「つばめ」はメカゴジラみたいだし、まぁ、南海鉄道の特急ラピートは「鉄人28号」だし、JR西日本の新幹線700系は......こ、こまわりくん?(「かものはし」が正解らしい)。


 SFMを立ち読みした(買えよ>オレ)。

 ハインライン特集。けど、読まない(をい)

 情報ページとか、香山リカちゃん先生のページだけ、読む。そしたら、すでに一度、立ち読みしていたことに気づいた。どうしたんだオレ。

 ところが、ぱらぱらめくっていたら「新・雪風」が掲載されていた! おぉ、気づかなかった!

 小説は立ち読みしないことにしているのだが、買うタイミングを逃したので、立ち読むことにする(をーい)。

 なんか、この前は、フェアリー空軍スパイとか出てきて、仮想戦記になるんじゃ? とかいうアホウなオレは杞憂したのだが、そんなのはふきとばして、ねちねちねちねちと、うすらぼんやりとした不安が、フェアリーのピンクの空の下に展開するのだった。

 お、おもしれぇ。おもしれーぜ、雪風、やっぱ、

 って、実は、新雪風、一作読み飛ばしていることに気づいた。まいったな。どっかで読もう。


 日本中で、いま、桜が散りまくっているんだろうけども、日本中で咲き誇っている桜の中で「これぞ桜だよね」的に花見の主役をしているのは「ソメイヨシノ」という品種だ。

 で、これは、実は江戸時代後期に「江戸の染井村」で品種改良されて「吉野桜」として全国に流通していったものなのだ。

 つまり、日本全国で咲きまくっている桜並木は、実は江戸の染井村で開発されたやつが、200年ぐらいで植林されまくったものなのだ。すげいなぁ。

 いやーもー日本人が、桜が好きで好きでしょうがないのがよくわかる、というか。日本人は春に満開のソメイヨシノの下で花見ができれば、夏に毛虫天国になっても、気にしないんだろうな。

 ところで、このソメイヨシノ、しかるべき図鑑などを見ると、必ず「エドヒガンとオオシマザクラの雑種といわれ」と書いてある。つまり、染井村で品種改良されたときに、エドヒガンとオオシマザクラをかけあわせて作ったらしい。しかも「自生しない」と書いてある。つまり、本当に「植えないと増えない」のだ。

 で、どうやって増やすんだろうと思っていたのだが、先日、その手の人から教わったところ「基本的にサクラは接ぎ木で苗木を増やす」とのこと。

 つまり「ソメイヨシノ」の苗木は、最初に開発された「オリジナル・ソメイヨシノ」から接ぎ木でつくられたものだったのだ。その後の接ぎ木も、オリジナル・ソメイヨシノから接ぎ木でつくったものから接ぎ木したのか!

 ってことは、日本中で咲きまくって散りまくっているソメイヨシノは、すべて、江戸の染井村で開発された「オリジナル・ソメイヨシノ」を切って増やしたものなのか! おそるべし! 200年で日本中に同じ品種がはびこりまくったと思ったら「同じ品種」どころか「一本の木を接ぎ木して増やした」ものだったのか! おそるべし! おそるべしすぎる!

 って、まぁ、接ぎ木から育ったやつから接ぎ木して、ってやってくのは、種で育った木の種で、また次の木が育つってのと同じだと思えばいいんだろうけどさ。けど、やっぱ、「接ぎ木」ってイメージ的に「クローン」に近いよなぁ。

 って、まぁ、「全部」とか言ったけど、エドヒガンとオオシマザクラで勝手に「ソメイヨシノ」とか「ソメイヨシノもどき」とかができちゃって、増えたりもしてるのかしらね。そのあたりは、よくわからないわ。

 いまでも、エドヒガンとオオシマザクラをかけあわせたら、ソメイヨシノと同じ品種ができるのかしらん?

 あー、ソメイヨシノは種ができないのかな? ひょっとして。だから自生できないのか。そういえば、ソメイヨシノにサクランボがなってるのをみた記憶がないなぁ。うーん、でも、気づいてないだけで、なってるのかもしれない。

 とにかく、園芸の世界は奥が深い。(オレの知識の底が浅い、だけかもしれんが)


 今昨夜。(「いまは、さくや」=「今となっては昨夜のことだが」。うそつくな>おれ)

 深夜のNHKで3月だかに放送したらしい、現代アートの番組の再放送があってたので、見る。ETV特集 「日本の現代アート最前線」って番組。

 サイボーグスーツきて写真におさまっているオネーサンは、写真も怖いけど、動いている本人はもっと怖いと思う。(名前知らないや)

 いまや「ポスペの八谷」の八谷和彦の「視聴覚交換マシーン」や「ひかりのからだ」やら、かっこよすぎ。視聴覚交換マシーンを体験したまり! とはいえ、こういう「コミュニケーション系」は、彼女さま作って出向かないと、うっかりGTとかと連れだっていくと「GTと裸で向き合ってイヤーン」とかいう世界になるからなぁ。メガ日記は、現在はどうなってるんだろうなぁ。

 とにかく荒川修作の「養老天命反転地」は凄い。こんなすごいもんが、岐阜県に実在して、みんなが遊びにいってるなんてすばらしすぎる。行きたい! 行きたまりッ!

 とはいっても、実は、どちらかというと「奈義の龍安寺」の方が、燃えたりして。なんか、もぉ円筒内壁に張り付いた横になった石庭とか、「スペースコロニー! オニール万歳!」つーか。しかし、これが、あるNAGI MOCAこと、奈義町現代美術館は、岡山県にあるのか! こ、これは行きたいなぁ。むー。

 つーわけで、猛烈にNTTICCにいきたくなったオレだった。っていきなり行ける距離じゃないので、IMSの三菱アルティアムぐらいで我慢するか。

 うーむ「まぐらな日記」3月版では、えらく酷評されてるな、この番組。


 オタキング岡田斗司夫の『岡田斗司夫のマジメな話』(アスペクト刊)を買ってしまったので、ちょっと真夜中のガストでひとりで読んでいたのだが、大槻ケンヂの「酒鬼薔薇はボクだ」とかいうのはいいとしても、宮台某の話が怖すぎて、御飯が喉に通らなくなったので逃げ帰ったのさ。

 隣の席は、真夜中というのに、近所の大学から流れてきたらしいオタクっぽい男女がなんか熱く話し込んでいたのだよ。

 その隣で一人寂しくオタキングの本を読む、オレって何? とか思ったりして。

 んでオタキングは「評論家みたいなことは、もぉいいからやめた」みたいなことを最後に述べてる。オタキング岡田斗司夫は、いつもすげーいいこと言うと思うのだが、どうも、「拍手が少ない!」ってプリプリしてるんじゃないか、って気がしてしかたがない。

「ぼくらの洗脳社会」をWebで公開したときに「(無料で読んだくせに)メールおくってくる奴が少ない」とかぼやいていたとかいなかったとかいう話をきいたような気がするけども、確認してないから、まぁ、単なる「これって下衆の勘ぐり、ってやつー?」な気がするんだけども。

 つーわけで、なんか「オタキングってすげい!」って拍手しないと、もぉ面白いことしてやんないよ! って言ってるように(オレには)読めてしまったよ、と。

 関係ないけど、オタキング、モノ・マガジンだかの連載で、太宰府のおもちゃ博物館をサクッと取材してたからなぁ。うーむ。わざわざ福岡まで来たのか。恐るべしオタキング。


980408a[ daily life / 日常生活(水) ] / 本部からやってきた「ホームページ」ガイドライン / 問題コンテンツの責任範囲 / プレゼンでGo! 素人さんでGo! / 桜色はレベル補正で / 「織田信長伝 覇望の日本編」を読了 /

 仕事場の「ホームページ」を本格運用することになったらしく、本部の「偉い人々」が決めたガイドラインが、下々の管理者に「発布」された。

 下々の管理者の末席に属しているところのオイラも、ミーティングに出席してみたり。

 そして、下々のオレなんかには縁のない、本部の人の名前がたくさん書いてある書類(のコピー)の束が渡されてしまって、めくってみたり。

 なんつーか、本部の人々の「なんかよくわからないインターネットとかホームページとかいうものが、世間に浸透しちゃったから、オレらが管理しなくちゃいけないんだよなぁ。まいったなぁ。いやーん」という台詞が透けて見えるような文章を見つつ「なんかよくわかってない人らが決めたガイドラインと現実の板挟みにあいそうで、いやーん」とか思ってみたのだった。

 実のところ、仕事場が去年の4月から一部、改組になった関係で、組織構成、組織名とドメイン名、マシン構成が乖離してて、建前と本音の乖離にイライラしていたオイラとしては、さらに、このうえに、ガイドラインとか押しつけられたくなかったりするんだけども。

 と、思ったりしたのであるが、オレがわからない所をいろいろ質問したりしてるのを聞いていたスパユザ様が一言「おめー頭が柔らかいかと思ってたが、すんげー頭、堅いんじゃねーか?」と。

 ぐえ、ぶしゅー(血しぶき)

「ドメイン名とかファイル名とかディレクトリ構成とか、どーでもいいじゃねーかよ。リンクしてれば、たどれるんだからさー」と言われてしまって「あーオレって、なんか、妙に細かい部分が気になったりするやつなのか!」とか思ったのだった。

 って、ま、オレが「しょーもない細かい部分にうるさい」ってのは、言われてみればその通りだったな。わはははは。

 あと、「改組になったせいで、一見、すげーややこしくなった新組織の構造を、ホームページで余すところ無く説明したい」ってのが、本部の本音らしい。

 ところが、これがまた、下々なオイラにはよくわからないのであるが「書類上、組織が改組されたけれども、その実体は、現状を維持せよ」っていうことになっているので、「改組のせいですげーややこしくなった新組織の構造を、旧組織の実体を維持したままのネットで、余すところ無く表現せれ」ということになるんじゃないかと。

 なんか、現実の組織と書類上の組織の衝突が、もろにサーバー管理者んところで火花を散らすんじゃないかなぁ、とか思ったりして。

 とかいうことを考えていたら「だから、おめーは頭が堅いんだよ」と笑われてしまった。わはは。

 まー、考えてみれば「ネットワークに関する問題は本部の管轄になったので、下々の管理者が悩まなくていいや」ってことなわけで、オイラが気が楽になったのだった。

 あ、「ネットの構造」とか書いたけど、ようは「URLと実際の組織が乖離しているけど、いまさらドメイン名ふりなおせないよん」とか「改組の結果、うちの部署のWebページが別の部署のマシンの中にあるんだけど、うちの部署のマシンに、またまた別の部署のページがあるよん」とかいう程度のことね。

 うーん、分散処理。(ちげう)

 いやーしかし、ネットワーク構築する仕事してる人らに、尊敬の念を抱いてしまったなり。


 本部が管理・統括を強めようと思ったのは「著作権侵害や猥褻、誹謗中傷コンテンツがあった場合の責任問題」があったためらしい。

 まぁ、こっちとしても、いつまでも「個々のサーバの管理者の裁量にまかせる」って言われても、困るわけなんで、本部が公式見解を出してくれるのは、まぁ、ありがたい。

「たとえ他のサーバに存在していても、リンクしてあれば、責任問題になる」

「たとえ自分のサーバ内にあっても、トップからリンクでたどれないならば、責任問題にはならない」

 という二つの「現状での申し合わせ事項」が告げられたのだが、なんか、どっちかというと、オイラは逆なんじゃないか、という気がしないでもない。

 ま、近いうちに、「後者もだめ」ということになるだろう。

 まぁ、オレ個人としては「趣味のページはプロバイダでどうぞ」という気がするので「全面禁止!」って言われても、困らないのであるが。


 春ということで、来週あたりに、素人さんに対してプレゼンするという話。

 つーわけで「チミらがやっていることを、まぁ、素人さんにわかりやすく5分ぐらいで説明してくれたまい」という感じで、いそいそと、プレゼン資料の中から「素人さん向け」バージョンを取り出して、整えて、ボスんところへ見せに。

 が、しかーし、なんか久しぶりで勘がにぶっていたのかオレというか、なんか、ちっとも「素人さんにもわかりやすく」ないなぁ、と。しかも、今度の相手が「いままでの素人さんたちとは一線を画す、スーパー素人さん」であることが判明。むーかなりわかりやすく専門用語を抜いたバージョンにもかかわらず「これじゃー5秒に1個の専門用語だ」という世界であると判明。うーん、そんな強敵だとは! もっと前に言ってよぉ的。

 って、他の連中は、仕事場ミーティング資料を持ってきていきなり説明を始めるので「うわ、オレにもわからんぞ」状態だったり。

 つーわけで、ボスの「やりなおし!」が出てしまったのだ。ぶしゅー。


 桜の画像なのだが、【SAKURA】がオリジナルの画像で【SAKURA3】は、レベル補正で赤だけあげて着色してみた画像。

「明るさとコントラスト」で着色すると白い部分までが赤くなるのであるが、レベル補正の真ん中のピークだけ移動させると、白と黒はそのままで、途中のグレイの部分だけ着色されるので、よろし。

 あと、この技を使うと夜中などの光量不足で真っ暗になってしまった画像から、カラー画像を抽出できるので、楽しい。オレは好きだ。ちょっと画質が「盗撮写真」っぽくなるのが、いかがわしいのだが。

 オイラはWindowsDraw6のPhotoMagic(市販ソフト)を使ったけれども、MacのPhotonick(旧アルテミス)が「感動的に、いい」という話。


「織田信長伝 覇望の日本編」を読了する。

 まぁ、話としては悪くはなかったが、本能寺で死ななかった信長は、以後、用心深くなったわけで、そうすると、暗殺はされないし、反乱は起きないし、勿論、戦でも負けない。戦に負けないから、どんどん征服するわけで、そうなると戦うごとに軍団が倍々に増えて、四国攻撃では10万、東国攻撃では20万とかいう軍勢が動かせるようになってしまうのだった。って、もぉ半分すぎたあたりから「もはや、織田軍に勝てる軍勢は、日本のどこにもない!」って状態になってしまって、そのとおり、誰も勝てないのだ。わはは。

 それに、「もし本能寺で信長が死ななかったら?」とかいう「if」つかっておいて、ドラマを盛り上げるために、別の箇所であっけなく殺すわけにもいかないし。

 しかも、信長が死なないと、秀吉も家康も、「只の有能な武将」にすぎないからさ。

 つーわけで「と、いうわけで、あたりまえのように、信長は日本を統一しましたとさ。めでたし、めでたし」ってことで。

 まぁ、「岐阜」「安土」に続いて、ラストで信長が構築した新しい城・都市の命名が、なかなか大笑いだった。って、書いちゃうとなんだから、書かないけど。

(このネタは、「逆説の日本史」1巻のイントロのネタが「なぜ、安土は『安土』なのか?」なので、それから外挿した井沢ネタね。)


980407a[ daily life / 日常生活(火) ] / 策士策に溺れる / Decode CGIの挫折 / 魔窟の倉庫とスチール本棚 / 倉庫とパズルと地雷原 / 公園から花見の声 / 「シミュレーション戦記・織田信長 覇望の日本編」 / 「仄暗い水の底から」を買った / 「東京アウトサイダー」ARB / 「電脳戦記ヴァーチャロン・オルケスタ・デラ・ルース」(じゃ、ねーよ) / 合体変形ロゴマーク /

 本日の歩数、9850歩。

 策士、策に溺れる。

 今まで、仕事場のネット関係の書類は面倒くさいので、WebのFORMで書き込んでもらってaction=mailtoを使って送信してもらって、それをClipDecodeでデコードして読んでいたのだが、面倒くさいのだ、デコードが。

 ってわけで、某所に仕掛けたFORMをデコードしてからメールで送信するCGIを、仕事場のマシンに仕込んでみたりしたのだが、CERNのhttpdだったり、CGI禁止措置がかましてあったり、いろいろだったり、最後にはperlのバージョン違いでエラーったりしたので、あきらめたのだ。大昔に。

 と、別部門のNT者が、NTな仕組みで実現してくれたのだ。おぉありがたい。

 ところがどっこい、一見ちゃんと動いていそうでいながら、いろいろ問題ありありで、申請メールが消えたりぐるぐるまわったり3時間の時を超えて届いたり弾きかえったり、とってもナイスでグーだ。

 UNIXサーバとNTサーバは落ちないんだけど、チェックしてるクライアントであるところの、オイラのMacやアイツの95が落ちたり再起動ったり、あげくにHDががりがりに死んだりして、とっても素敵な朝なのさ。

 まぁ、お昼御飯前にはなんとかなったんだけどね。うふ。

 なんつーか、その「策士策に溺れる」話じゃなくて「生兵法は大けがのもと」って話かしら?


 バラバラに解体したまま廊下に放置しておいたスチール本棚とかスチール戸棚とかスチールその他とかに対して、ボスが意味深な視線をチラチラと走らせたのに気づいたので、怒られる前に、倉庫に消えてもらうことにする。

 実は、我が部門の倉庫は、すでに高密度領域であり、その高い密度は、物を持ち込もうとすると、つい圧力に負けて持っていった以上のガラクタを持って出てくることすらあるぐらいなのだ。魔窟ちゃんいらっしゃい。

 つーわけで、気合いいれて乗り込んで、自分の身長よりも長いスチールな棒たちを、えいやえいやえいや、と積み上げたり差し込んだり、ぶっさしたり投げ込んだりしてきたのだ。

 てい! ていていてい!

 がらがらがっしゃーん、パリーン。

(「パリーン」はまずかったかも......)

 ま、そういうわけにもいかないわけで、ブロックゲームも真っ青な頭脳戦を展開して、隙間という隙間に詰め込んできたのであった。もぉ、ぎうぎうに詰めたので、隙間は剃刀も通らないぐらいピッチリになったのだ。えへん。オーパーツもびっくりさ。

 で、ふとみると、いま自分が積み上げた「バラバラ部品」に、「廃棄処分の際には必ず届けること」ってことになってる、番号を刻印した管理部門のプレートが貼ってあるのに気づいたんだ。

 わははははははは。まずいなー。これはー。冷や汗。

 プレートのついた部品だけ持って帰って「これが首でございます」的に提出することも考えたのであるが、まぁ、捨てるわけじゃないし、見なかったことにしたのだった。うふ。

 とか、見上げていたら、いきなり崩れ落ちてきて、スチールな棒が目玉に向かって滑り降りてきたんだ。わぁ、まるで、ホラー映画じゃないかー。わははははは。しかたないので、ガムテープでぐるぐる巻きにした上に「触るな危険!」って張り紙してみたんだ。これでいいだろう。

 で、脱出しようとして振り向いたら、別の奴が書いた「触るな! 触れると崩れます!」とかいう張り紙が目に入ったんだ! うわぁ、地雷原のまっただ中だったのか!

 シャレにならなくなる前に逃げ出したんだ。


 うわー、なんか、すっごく腰が痛い。やっべー。


 自転車で夜の町を走っていたら、公園からは、雨も止んだし、まだ桜は散りきってないので、アンダー・エブリ・チェリーツリーから宴会声が聞こえてくるのさ。

 これこれ、君たち、イッキとかさせてたら、新聞に投書されちゃうぞ。

 七輪魂が焦がれてきたオイラはPHSでGTを呼び出して「七輪で、ししゃも焼いて花見するぞ!」と叫んだのであるが、GTは日曜日、朝から晩まで酒飲んで花見してたらしく体調を崩してダウン中とのこと。お大事に。

 一人で七輪でもの焼いてもなんなので、くるくる寿司に入り込んで、一人で食べてみたり。うーん、さみしいやつめ。


 光栄から出ている「シミュレーション戦記・織田信長 覇望の日本編」井沢元彦とかいう本を買ってしまう。まぁ、信長が本能寺の変で生き延びていたらっていう小説。井沢元彦のフィクション作品は、わざわざ買ってまで読むもんじゃないと思うのだが、なんか、買ってしまったのだからしょうがない。

「シミュレーション戦記・織田信長伝 覇望の日本編」井沢元彦:著、株式会社光栄、ISBN4-87719-555-6、\1600。

 角川のフェアで、久しぶりに店頭に並んだ「仄暗い水の底から」鈴木光司、の文庫を買う。けど、怖い話はあまり読みたくないなぁ。なら、買うなって>オレ。実のところ、いま、鈴木光司で本当に読みたいのは「楽園」なのだが。

「仄暗い水の底から」鈴木光司:著、角川ホラー文庫、ISBN4-04-188002-5、\533。


 実は、PUFFYの「JET CD」を買いに行ったのだが、つい井沢元彦の小説とか買ってしまって、お金が足りなくなったり。っていうか、知り合いのPUFFY者が「あんまり面白くないかも」と電子的な耳元でささやきつづけるので、なんか買う気が失せってきたのだった。

 て、お金ないからARBの「REAL LIFE」も買えないんだけど、深夜TVで観た「東京アウトサイダー」のビデオがかっこよすぎたので、ついマキシ・シングル「TOKYO OUTSIDER」を買ってしまう。結局、「リアルライフ」も買いそうなので、無駄っぽいのだが、魂こがして、が入っているからいいことにしよう。

♪とうきょー! あうと、さいっだー(石橋凌の横顔で)


 近所のゲーセンをうろうろしてみたら、噂のヴァーチャロンの新作「電脳戦記ヴァーチャロン・オルケスタ・デラ・ルース」(じゃ、ねーよ)が稼動していた。

 なんだか、主人公メカ・テムジンがごちゃごちゃっとしたデザインにリファインされていて、なんとなく「ガンプラ改造講座・メンテナンスハッチ全開!」っぽい雰囲気だったり。

 で、そのスジの人がゲームしていたのを無粋にも背後から覗いていたのだが、COMテムジンを浮遊空母のはしっこに追いつめてタコ殴りにしていたはずが、ぐるぐる回転斬りで逆襲されてみたり。んで、ゲーマーな方が、30代の男性だったのだが、「いやぁああああん」と店内に響く絶叫をおあげになったので、オイラは友達じゃないフリをし離脱したのだった。邪魔してごめんね。


 プロジェクトワイバーンの、効果音とともに、ぐぉおおおおおん、じゅあきぃいいん! と回転・合体するロゴマークがかっこよすぎて、なんか、ぐぉおおおん、じゅぁきぃいいん! と合体変形する「ワープ日記」ってロゴマークを作ろうかと思ったんだけど、わずか一ミリ秒で挫折したんだ。


980406b[ SF-Online / SFオンライン4月号「大学SF研特集」 ]

 いまさら言及するのもなんだが、SFオンラインの3月25日号の特集は「スターシップトゥルーパーズ特集」と「大学SF研特集」である。

 SF研な話は、読んでいて、納得の、というか「身につまされる話」ばかりで、 なんつーか、その、いわゆるひとつの「ノスタルジア」だねぇ、オレにとっては。

 九S機構の話とかQ大SF研の話とかで、知ってる名前も、出てくるし。みんな、元気かなぁ(遠い目)。

 て、まぁ、Q大SF研ホームページが停止中であることの責任の一部は、実はオイラにもあったりしないでもないので、このあたりは、笑ってごまかしていきたい。わーはははははは。すまん。

 つーわけで、ノスタルジアにひたりつつも、老兵は去るのみなのだった。ほえほえ。


980406a[ daily life / 日常生活(月) ] / 花散らしの雨 / 幸せになりたい / 「DoGA-L1&L2 CGアニメ入門完全マニュアル」 / 「Project WIVERN」 /

 本日の歩数、6250歩。

 花散らしの雨が降っている。

 午前中は小雨だったが、午後になって霧雨になった。止んだのかと思って外に出ると、見えないぐらい小さな水滴が舞っていた。


 半日、資料室にこもる。が、成果は芳しくない。

 夕方、仕込んでおいた別の作業の結果がでたが、これまたお話にならないので、笑ってしまう。わはは。

 しょうがないので、晩御飯を食べつつ「幸せになりたい」などとほざきながら「幸せの条件」を数え上げてみたり。

 あーでもない、こーでもない、と妄想の「幸せの世界」について語っていたら「さぁさぁ、そろそろ現実の部屋に戻りましょうねー」と、仲間の腕が脇の下から入って来て、吊り上げられ、そのままずるずると引きずられて連れ戻されてしまったのだった。


 近所の本屋で「DoGA-L1&L2 CGアニメ入門完全マニュアル」を買ってしまう。アマチュアCGAコンテストを主催しているProject DoGAが開発した95用のCGツールでアニメを作るマニュアル本。

 まぁ、CG作ってる暇も気力もないのであるけども、ツールだけ手に入れて「いつかオレも(ぽわん)」とか妄想にひたるのだった。

 CD-ROMに過去のコンテスト入選作品が収録されてるんだけれども、宇宙戦闘機物の「Project WIVERN」がかっこよすぎ。

 かっこいいネーミングのかっこいいメカが、かっこいいコンソール映像浮かび上がらせつつ、飛んで回ってビームって爆発るので、もぉ、めろめろすぎ。

 いくらありがちとはいえ「前方に重力異常! 敵艦ワープアウト! と、とんでもない質量です!!」とか、もぉ、「きたきたきたきたー」って感じだね。全長10キロだろうが30キロだろうが100キロだろうが、どんと来なさいって感じ。

 あーしかし、こういう宇宙戦闘機ネタは、宇宙船のデザインもぢうやうだけども、コンソールに浮かび上がる映像もぢうやうだよね。エヴァがあんなにかっこよかったのは、やっぱり、なんだかよくわからんけどかっこよかったコンソール映像に負うところが大きいと思う。極太明朝体ぢうやう。(あーいや「内部電源」とかいうのは、極太明朝体じゃなかったのかも)

「DoGA-L1&L2 CGアニメ入門完全マニュアル」、DOS/V magazine責任編集、ISBN4-7973-0619-X、\2800。


 ってわけで、プロジェクトチームDoGAのWebページにリンクしてみたんだけども、どうも、上に書いた本は、全体三章のうち、入門編である第一、二章が、DoGAのあずかりしらぬ人によってかかれてるがゆえに「DOS/V Magazine責任編集」であって「Project Team DoGA監修」でないらしい。

 こまかい話は、まぁDoGAのWebで読んでもらうとして、なかなかまいった話であることよの。ちなみにDoGAとしては「第一章、二章を読むぐらいなら、ヘルプ読んだ方がまし」と主張しているけれども「DoGA-L2パワーアップ版の申込みを忘れた人はいいかも」とか。まぁ、オレ的には、以前、DoGA-L1をダウンロードしようとして、あまりに遠すぎて挫折した過去があったりするし、アマチュアCGAコンテスト入賞作品のデモがCD-ROMに入っていたぶんで、元取った気になってるから、いいんだけども。

 いや、ま、しかし、びっくりしたよ、ということで、追記してみるのだった。


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